おっぱい・うんち・泣き方…「いつもと違う」と感じたときの対処法

コラム
公開日:2014/03/21
更新日:2018/01/12
おっぱい・うんち・泣き方…「いつもと違う」と感じたときの対処法

目立った症状ではないけれど、なんだか“いつもとちょっと違う”。それは病気のサインかもしれません。毎日赤ちゃんと接しているママだからこそ小さな異変に気づくものです。水天宮小児科院長の山田奈生子先生も「病気を見つけるためには、普段から赤ちゃんの様子をよく見て、サインをキャッチすることが大事」とのこと。「おっぱいやミルクの飲み、便の様子、ゴキゲンなどをチェック。おかしいと感じるところがあれば、症状や経過をメモしておきましょう」(山田先生)。最近のママは携帯電話の動画や写真を持参してくれる人が増えているそうです。

“いつもと違う”の症状が悪化or繰り返すときは

病気のサインに気づくのは普段からのママの観察力

でも、漠然とした“いつもと違う”では、病院を受診するタイミングがむずかしいものです。「ある程度は経過を見て、悪くなっていく、くり返すようなら受診してください。かかりつけの小児科があれば、どのくらいの症状なら受診したほうがいいか、あらかじめ医師に聞いておくと安心です。心配な症状があれば、市区町村などの救急相談窓口で相談しても◎」(山田先生)
とはいえ、必要以上に心配しすぎるのも考えもの。「ママの五感とはそもそも病気探しのためのものではないはず。“赤ちゃんは何をしてほしいのかな”“どんな気持ちなのかな”というアンテナをいつも張っていれば、自然とママの五感は育ちますよ」(山田先生)

ママの五感がこんな病気の発見につながったことも!

case1: なんとなくおっぱいの飲みが悪い

「“なんとなく”飲みが悪い」と心配して来院(2カ月の男の子)。熱は37度6分くらいで高くはないのですが、ずっとトロトロとしていました。声をかけると目を開けるけれど、すぐにトロ〜ッと寝ちゃう。「たしかに少し心配ですね」と検査したら、尿路感染症+菌血症でした。

case2: おなかをさわると嫌がる

「おなかが痛いって言うんです」とママ。でもまだ11カ月の赤ちゃん、話せるはずはありませんね。家でゴロゴロしていたり、おなかを嫌がる様子を見て、ママはそう思ったようです。結局、腸重積症でした。まだ初期で、すぐに治療もできました。

 いつもと違う?そんなときはこまめな記録と観察を!

1.ある程度は経過を見る

2.こまめに経過のメモをとる

3.日中であればかかりつけの小児科を受診

【POINT】
うんちやせきの様子、体の動きなどが気になるときは、ケータイの写真や動画を使って記録して医師に見せることをオススメします。ただし、おしっこは色だけではわかりにくいこともあるので、においがきついなどの場合はおむつを持参して。

さらにこんな様子があったら、急いで病院へ!

<息・声>

□ いつもと泣き方が違う
□ ゼーゼーして苦しそう

<体>

□ けいれんを起こした
□ 半日以上、水分がとれていない

<顔>

□ 顔色が悪い
□ 口の中の粘膜が乾いている

<おしっこ・うんち>

□ おしっこが少ないor出ない
□ うんちの色が赤or黒or白

判断に困ったらココをチェック!

どんな症状なら重大な病気の可能性があるのか、病院を受診する必要があるかどうか……判断に迷ったときは以下のサイトを参考に。

「救急車利用マニュアル」(総務省消防庁)
http://www.fdma.go.jp/html/life/kyuukyuusya_manual/index.html

「こどもの救急」(日本小児科学会)
http://www.kodomo-qq.jp/

山田奈生子先生・写真

お話/水天宮前小児科 院長
山田奈生子先生
東京慈恵会医科大学附属病院など勤務を経て、水天宮前小児科を開業。共著による育児書『小児科医が贈るこころとからだをはぐくむ子育ての本 すくすく赤ちゃん』改訂新版(保健同人社)が発売中。田原卓浩、吉永陽一郎、山田奈生子/著 2,310円(保健同人社)
出典:Baby-mo(ベビモ)
イラスト/岡本有未
※情報は掲載時のものです。

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