赤ちゃんが熱中症!? その症状とファーストケア、予防策とは

コラム
公開日:2014/05/25
赤ちゃんが熱中症!? その症状とファーストケア、予防策とは

炎天下や高い気温の場所に長くいたりすることで、体温の調節機能がうまく働かなくなるのが熱中症です。毎夏、赤ちゃんが死亡する事故も起こっているので注意しなくてはなりません。

熱中症の症状とは?

赤ちゃんの居場所に注意して赤ちゃんは体温調節機能が未成熟です。熱中症は、体温調節がうまく働かなくなった結果、体温が異常に上がって起こす症状です。以下のような症状が見られるときは熱中症をうたがいましょう。

1.体が熱い

2.ぐったりしている

3.不機嫌

4.顔色が悪い

5.汗をかかない

6.おしっこをしていない

特に、5や6の症状があるときは注意してください。赤ちゃんは本来、汗っかきでおしっこの回数も多いもの。脱水症がかなり進んでいるかもしれません。

どんなときになりやすい?

水遊びのときにも、帽子をかぶせて

赤ちゃんの居場所に注意して

エアコンをかけていても、赤ちゃんをねんねさせるときは窓辺を避け、温湿度計でこまめに環境チェックを。服や肌着も、熱がこもらないように吸湿性、通気性のよいものを着せます。

水遊びのときにも、帽子をかぶせて気をつけて
水遊びは直射日光のあたらない場所で行いますが、暑い日は熱中症の危険があります。つばが広く、首の後ろまでおおうような帽子をかぶせてあげて。体力を消耗するので20〜30分を目安に。

アスファルトからの照り返し
お散歩や外遊びのとき、赤ちゃんはアスファルトに近いところにいる!
ベビーカーでも、公園などで遊ぶときでも、赤ちゃんはママより低い位置にいます。それだけアスファルトからの照り返しを受けることになり、たくさん汗をかいてぐったりしていることも。

車中は灼熱
とにかく車の中は危険! 気温が低めでも車中は灼熱!
赤ちゃんを車の中に残したままは、短時間でも危険です。JAFの実験では「外気温が23度のときでも車内温度は50度近くまで上がる」ことが実証されています。決して赤ちゃんを放置しないで。

熱中症!?と思ったときのファーストケア

足を高めにして1.まずは涼しい場所に急いで移動

2.服をゆるめて、足を高めにして寝かせる
体内にこもった熱を発散させるため、ボタンをはずすなどして服をゆるめます。顔色が青白い場合は、血液循環を促すよう、心臓よりも足をやや高くしてあおむけに寝かせてあげましょう。

 要所を冷やす3.冷たいタオルで要所を冷やす
首、わきの下、太もものつけ根など、太い動脈の通っている部分を冷やすと、体温を効果的に下げられます。霧吹きで常温の水をかけてあおぐのも、気化熱で体を冷やす効果が。

十分に水分補給を4.飲めるなら、少しずつ十分に水分補給を

水分がとれる場合は、水分や電解質を補うことのできるイオン飲料(経口補水液)を少しずつ飲ませます。ただし、意識がない場合は、誤飲の危険があるので飲み物を飲ませてはいけません。

急いで救急車を呼ぶのはこんなとき

呼吸が弱いとき

熱中症が重症化すると、全身の状態が悪くなり、脳や内臓などの臓器に障害が出ます。呼吸が弱いのはかなり緊急を要する状態です。

ぴくぴくけいれんしている!

体内の水分や電解質が急速に失われるなどして起こります。重い脱水症の可能性があり、そのままにしておくのはとても危険です。

目がうつろで意識がもうろうとしている

意識障害が起こっている可能性があり、やはり重症です。呼びかけてもこたえない、反応が鈍いなどの場合も同様です。

山田奈生子・写真

監修/水天宮小児科院長 山田奈生子先生
東京慈恵会医科大学大学院修了後、同大学附属病院、東京都母子保健院などを経て1997年水天宮前小児科開業。日本小児科学会認定小児科専門医。3人のお子さんのママでもあり、子育ての不安や悩みにも気軽にこたえてくれる先生と評判です。
出典:Baby-mo(ベビモ) 夏に赤ちゃんがかかりやすい【病気ガイド】熱中症
イラスト/kaku-kak 
※情報は掲載時のものです。

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