
【妊娠35週2日/予定日まで33日】赤ちゃんは呼吸するために準備中
【赤ちゃん】肺の機能が完成をむかえる
この週、とても大事なことの1つに、「肺の機能の完成」があります。肺自体はもうだいぶ前からでき上がり、ほかの臓器と同様に成長を続けてきましたが、肺をずっと休むことなく動かし続けることが、この週でようやくできるようになります。
私たち大人は意識しなくても呼吸し続けていますよね。このことは実はとても大変なことなのです。肺の中は陰圧といって、ふくらまし続けていないと、つぶれてしまいます。そこに新鮮な空気を吸い込み、また吐き出して呼吸を続けます。周りの筋肉も肋骨も動きます。さらにこれを止めずに行い続けることが呼吸です。
35週以前の赤ちゃんが、もし生まれて子宮の外に出てしまったら、人工呼吸器をつけないと自発的に呼吸し続けることができません。37週を迎えるまであと10日ほど、羊水を吸い込んで肺をふくらませる練習をし続けさせてあげましょう。
【ママ】短時間でも深く眠る練習を
いくら産後の練習とはいえ、眠りがこまぎれなのはつらいものですね。でも、胎動がどんなに強くても、まだもう少しがまんです。この期間を利用して、短時間でも深く眠る練習をしましょう。
ふだんから「いつでもどこでもすぐ眠れる」という人はいいですが、何かあるとすぐに眠れなくなるタイプの人は、いくつかの眠れる方法を今からつくっておきましょう。
ハンカチやハンドタオルに、リラックスできる精油を1~2滴落とし、枕元に置くだけの芳香浴は手軽です。精油は、真正ラベンダー、ローマンカモミールなどがいいでしょう。
【パパ】冷えているところは温めてあげる
彼女が隣で「眠れない」と言ったとき、手足をさわって冷たいと感じたら、温めてあげましょう。手を握ってあげたり、オイルマッサージをしてあげたり。これは立ち会い出産で、陣痛につき合うときにも応用できます。
緊張していると手足が冷え、そうすると、たいていお産がスムーズに進みません。精神的に緊張していると、同じ痛みでもより強く感じるからです。
手足に限らず、痛いところ、冷えているところを温めてあげる方法を、いろいろ覚えておきましょう。
この連載について
おなかもかなり大きくなってきて、いよいよ妊娠後期へ。週ごとのアドバイスを読んで、赤ちゃんの成長の様子、ママの生活上や健康面の注意点などを確認しましょう。かわいい赤ちゃんに会えるまであと少し!35年以上にわたって妊婦さんと赤ちゃんを見守ってきた産婦人科ドクターによる温かくて信頼できるアドバイスをお届けします。
あなたにおすすめ
- UVケアも!虫よけも!夏の外遊びで赤ちゃん&ママの肌を守る10のテク
- 自分専属スタイリスト!?月額制のファッションレンタルサービスが便利すぎる!
- おままごとキッチンのおすすめ13選!人気の木製おもちゃも紹介
- 新生児の赤ちゃんを抱っこする方法とコツ、注意点は?縦抱きしてもOK?【実例写真付きで医師解説】
- 出産入院パジャマのおすすめ13選&選び方!人気は前開きタイプ
- ニトリ・イケア・無印でベビーグッズ収納 先輩ママは赤ちゃんがいてもこうしてキレイな部屋に!
- 乳児湿疹の原因と症状は?スキンケア方法と薬の使い方【皮膚科医監修】
- 【助産師監修】乳腺炎とは?症状と原因/予防法と対処法を伝授!
- おくるみっていつからいつまで?巻き方とおすすめ商品15選を紹介
- 赤ちゃんの嘔吐や吐き戻しの原因や対処法は?【専門家監修】
- 子供部屋の壁紙におすすめの壁紙・クロス9選!選び方のヒントも
- 赤ちゃんスペースのつくり方と注意点【その2・昼間のねんねスペース】
- 基礎体温計の選び方・測り方は?人気おすすめ14選【オムロン広報監修】
- 女子小学生のファッショントレンドやおすすめコーデ、人気ブランドを紹介
- ベビー収納すっきりキレイに片付けるコツ教えます!
- 葉酸サプリの効果は?妊活に役立つの?
- 子供部屋の間仕切りのアイデアは?おすすめ&人気10選と選び方
- 発達障害ってなに? 赤ちゃんのときの特徴は?
- 新生児の下痢ってどんなもの?原因と症状、対処法は?【小児科医監修】
- 赤ちゃんの目やにの原因と症状は?上手な取り方のコツ&病院受診の目安と対処法
- 絵本ラックのおすすめ商品10選!人気のおもちゃ収納付きタイプも!
- 赤ちゃんの下痢の原因と対処法は?食事はどうしたらいい?【小児科医監修】
- 突発性発疹の後、保育園はいつから?症状と対処法(写真あり)【小児科医監修】
- 子供の熱が上がったり下がったりするのはどうして?その原因と対処法【小児科医監修】
- 妊娠中の風邪、おなかの赤ちゃんは大丈夫? 症状が長引く原因は?
現在お使いのAndroid標準ブラウザは動作保証対象外です。Google Chromeをご利用ください。