ヘルパンギーナってどんな病気? その症状、治療法とは

コラム
公開日:2014/05/30
更新日:2016/08/25
ヘルパンギーナってどんな病気? その症状、治療法とは

ヘルパンギーナとは乳幼児がかかりやすい、夏(主に6月下旬~8月)に流行するウイルス感染症です。「手足口病」「咽頭結膜熱」と並んで、いわゆる「夏かぜ」と呼ばれるものの一つで、突然の発熱とのどの症状が特徴です。

ヘルパンギーナの症状とは?

*発熱(38度以上)

*口の中やのどにプツプツができる

*飲んだり食べたりをいやがる

*飲み込む時に痛がる

突然38~39度の熱が出ますが、1~3日程度で下がります。熱の上がり始めに熱性けいれんを起こすこともあるので注意して。のどは奥のほうがはれ、ポツポツとした水疱ができて10個以上になることもあります。水疱がつぶれるととても痛く、赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲まなかったり、よだれがたくさん出たりします。

ヘルパンギーナになる原因は?

原因はおもにコクサッキーウイルスです。くしゃみやせき、便などからの飛沫感染が主な感染ルートです。ウイルスに感染してから発症するまでの潜伏期間が2~4日程度と言われていています。のどがとても痛むために飲食ができず、脱水状態になることもあるので、十分な水分補給が必要です。

治療法とケアは?

特効薬はありません。脱水に注意して安静に
夏かぜのウイルスに効果のある薬はなく、治療は解熱剤や胃腸薬など対症療法が基本になるので、家で安静にして乗り切りましょう。高熱が長く続くため、体内の水分や電解質が失われて脱水を起こしやすいので、水分をしっかり飲ませることがたいせつです。

口の中が痛い・しみるときは食べられるものをあげて
のどがはれて痛んだり、しみるようなら、ゼリーなどののどごしがよく食べやすいものをあげましょう。冷たすぎたり、熱すぎたりするものやしょっぱいものを避けて、できるだけ水分を補えるものが○。

解熱剤は指示に従って。のどの痛みもやわらげます
ウイルス感染のため、治療は対症療法が基本です。解熱剤には鎮痛作用もあるため、のどの痛みをやわらげてくれますが、むやみに使わず、医師の指示どおりにしましょう。

気をつけること

髄膜炎になることがあるので、少しでも症状が変だと思ったら、病院に連絡を
自然に治る病気ですが、まれに髄膜炎などの合併症を発症することもあります。高熱が続いたり、嘔吐を繰り返すなど、赤ちゃんの具合が悪いときや、いつもと様子が違うと感じたときには、夜間でも迷わず小児科を受診しましょう。

山田奈生子・写真

監修/水天宮前小児科院長 山田奈生子先生
東京慈恵会医科大学大学院修了後、同大学附属病院、東京都母子保健院などを経て1997年水天宮前小児科開業。日本小児科学会認定小児科専門医。3人のお子さんのママでもあり、子育ての不安や悩みにも気軽にこたえてくれる先生と評判です。
出典:Baby-mo(ベビモ)夏に赤ちゃんがかかりやすい【病気ガイド】ヘルパンギーナ イラスト/kaku-kak
※情報は掲載時のものです。

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