咽頭結膜熱ってどんな病気? その症状、治療法とケアとは

コラム
公開日:2014/06/02
咽頭結膜熱ってどんな病気? その症状、治療法とケアとは

咽頭結膜熱とは、かつて「プール熱」と呼ばれていた病気です。急に高熱が発症し、その後のどの症状(咽頭炎)と、目の症状(結膜炎)があらわれます。原因はアデノウイルスで、5才以下の乳幼児に多く見られます。感染した子の目やにやだ液などから感染が広がっていきます。感染しているかどうかは、小児科を受診してウイルスを検出する簡易診断キットで調べてもらえば、15分ほどでわかります。

咽頭結膜熱の症状とは?

*高熱(39~40度)
*白目の充血・目やに
*飲んだり食べたりをいやがる

初夏から秋口にかけて流行しやすい病気ですが、最近は一年中見られます。急に39度ぐらいの高熱が出て、3~4日から長いと1週間程度続きます。発熱と同時にのどが赤くはれて痛みます。発熱やのどの症状からやや遅れて結膜炎の症状も出てきます。腹痛や下痢を伴うこともあります。口の中は、のどの奥が赤くなり扁桃に赤い浸出液がつきますが、水疱は見られません。目の症状は発熱・のどの症状と同時かやや遅れて出現し、白目やまぶたの裏がまっ赤に充血して目やにがたくさん出ます。

治療法とケアは?

特効薬はありません。脱水に注意して安静に
アデノウイルスや夏かぜのウイルスに効果のある薬はなく、治療は解熱剤や胃腸薬など対症療法が基本になるので、家で安静にして乗り切りましょう。高熱が長く続くため、体内の水分や電解質が失われて脱水を起こしやすいので、水分をしっかり飲ませることがたいせつです。

口の中が痛い・しみるときは食べられるものをあげて
のどがはれて痛んだり、しみるようなら、のどごしがよく食べやすいものをあげましょう。冷たすぎたり、熱すぎたりするものやしょっぱいものを避けて、できるだけ水分を補えるものが○。

目薬が処方されることもあります
目の症状が長く続いたり、まぶしがるような様子があるときは、眼科を受診します。のどの症状がなく、目の症状だけの場合は「流行性角結膜炎」のこともあるので、この場合も眼科へ。

気をつけること

感染力が強いので感染予防に十分気をつけて
アデノウイルスは感染力がとても強いので、お世話のあとはよく手を洗い、おむつや目やにをふくものは使い捨てにします。感染予防のため、熱が下がって目やになどの目の症状がよくなったあとも2日間は登園できません。

山田奈生子・写真

監修/水天宮前小児科院長 山田奈生子先生
東京慈恵会医科大学大学院修了後、同大学附属病院、東京都母子保健院などを経て1997年水天宮前小児科開業。日本小児科学会認定小児科専門医。3人のお子さんのママでもあり、子育ての不安や悩みにも気軽にこたえてくれる先生と評判です。
出典:Baby-mo(ベビモ)夏に赤ちゃんがかかりやすい【病気ガイド】咽頭結膜熱
イラスト/kaku-kak
※情報は掲載時のものです。

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