男は過去に戻りたがる? ラ・ラ・ランドなママたちへ【本日も映画日和】

コラム
公開日:2019/06/13
更新日:2019/08/06
男は過去に戻りたがる? ラ・ラ・ランドなママたちへ【本日も映画日和】

過去の選択を後悔することは誰でもあるもの。年齢を重ねるにつれ、選択も重くなってくる。実際に時間を戻せたら、どの時点に戻りたい?それで今の人生が消えちゃってもいい?過去に戻った男性たちは、いったい何をする?

時間を戻せたら、人生をやり直したい?

もし自分に時間を巻き戻す力があったら、どうしますか?ある時点まで戻してやり直す?それとも力を封印して、今を受け入れて前へ進む?

「あのとき、こうしていれば今頃は……」と思うことは、誰にでも経験があるはず。学生時代の「もっと勉強してれば!」や就職してからの「もっと遊んでおけば!」くらいのことなら、後悔半分、諦め半分でやり過ごせるけれど、年齢を重ねるにつれて諦めきれないことも出てきます。ひとつの選択が重みを増して、その後の人生を左右することも多くなるし。過去を振り返って「なんであんなことしちゃったんだろう!」と、自分を責めることもあるんじゃないでしょうか?

数年前に『ラ・ラ・ランド』が大ヒットした時のこと。同世代の某タレントさんがツイッターで、「気軽に観たら最後の30分で打ちのめされた!この年であれをやられるのは、つらい」的なことをつぶやいていました。結婚してお子さんもいて好きなことやって、人生を満喫してそうな人でも、そんな風に思うんだ!と、ちょっと親近感がわいたものです。過去の選択に対する後悔って、今の生活に満足していても、何かしらあるものなのかもしれません。

あの映画がハッピーエンドかどうか、人によって受け取り方が違うのも面白いところ。誰の目線で見るか、人生のどこを切り取るかで、同じ物語が違って見えてきます。実際、人の人生ってそういうもので、はたから見ると楽しそうでも本人はつらかったり、逆に大変そうに見えて本人は充実していたり。SNSで一場面だけ切り取ったものを見ても、本当のところは分かりません。本人だって、その時は「もうイヤ!」と思っても、あとから「あの時は楽しかった」と振り返ることもあります。

私はバツイチなのですが、離婚前後はもう後悔の連続!「なんであんなの(当時は名前も呼びたくなかった!)と結婚しちゃったんだろ!?」と過去の自分を責めてばかり。時間を戻せるなら急いで戻して「それ選んじゃダメ!」と止めてあげたいと、本気で思ってました。当時の私にとって彼は最悪の男で、それを選んだ私も最悪。

だけど時間がたち、自分に余裕が出てきて、過去を客観的に振り返れるようになると、少しずつ見方が変わってきました。「彼なりに一生懸命だったんだな」と思えるようになったのです。これって私には、ものすごい進歩!あんなに責めていた過去の自分も、「がんばってたね」と認めてあげられるようになりました。何よりも、彼がいなければ息子たちは生まれていなかったわけで、それは絶対に耐えられない!やっぱり今の人生以外は、ありえないと思うのです。

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになる21歳のティム。やがて、なにげない平凡な一日が、かけがいのない時間だということに気づきます。
(C) 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

時間を巻き戻す力を持つことができるとしたら……。ふとそう考えることもありますが、もしそんな能力があったら、ものすごいジレンマを抱えてしまいそう。人生を変えられるけれど、今の人生は消えてしまう。少しだけ違う人生も、まったく違う人生も味わってみたいけれど、やっぱり怖い。「あっちを選んでたらどうなってたかな」と想像するくらいが、夢があって私にはいいのかも。「時間を戻せる力をあげる!」と言われても、今ならきっぱり断れそうです。

で、実際に時間を巻き戻せたら、どうなるの!?

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』

(C) 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

イギリスの海岸沿いに暮らすティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親から男性だけが受け継ぐタイムトラベルの能力を教えられます。ロンドンで働き始めたティムは、その力を駆使して大好きな女性のハートを射止め、充実した日々を過ごしますが、やがて重大な決断を迫られます。

脚本・監督は『ラブ・アクチュアリ-』のリチャード・カーティス。BGMのブリティッシュ・ポップスも楽しい幸せになれる作品♪

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』
Blu-ray:1,886円+税/DVD:1,429円+税
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
※2019年6月の情報です。

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『セブンティーン・アゲイン』

(c) 2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

30代のマイク(マシュー・ペリー)は離婚調停中で、子供たちにも無視される日々。バスケ部のスターだった高校時代を懐かしみに母校へ行きますが、そこで用務員の老人と出会い、なぜか17歳に戻るはめに……。

『ハイスクール・ミュージカル』でスターになったザック・エフロンが、心はおじさんの高校生を熱演。女子高生から熟女までとりこにする笑顔がたまらない♪

『セブンティーン・アゲイン』
ブルーレイ ¥2,381+税/DVD ¥1,429 +税
ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
(c) 2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

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『恋はデジャ・ブ』

©1993 COLUMBIA PICTURES, INC. ALL R

天気予報士のフィル(ビル・マーレー)は、自分を特別だと勘違いしてるイヤな男。取材でプロデューサーのリタ(アンディ・マクドウェル)と田舎町へ行きますが、目覚めると彼だけが2月2日に戻り、同じ日を何度も繰り返すはめに!

延々と同じ日を繰り返すうちに、意識が変わっていくフィル。1993年の作品で、数あるタイムループものの原点とも言えます。恋愛ものというより、人生について考えさせる一作。

作品名:恋はデジャ・ブ
価格:¥1,410+税
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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『ラ・ラ・ランド』が好きなママには、こちらもおすすめ!

『ロシュフォールの恋人たち』『シェルブールの雨傘』

どちらも60年代のフレンチ・ミュージカル。監督はジャック・ドゥミ、音楽はミシェル・ルグランの黄金コンビで、主演はフランスの至宝カトリーヌ・ドヌーヴ様。『ラ・ラ・ランド』を観た瞬間、「ドゥミの世界!」と感激したのですが、監督のデミアン・チャゼルもドゥミ作品が大好きで、あの世界観を再現したいと思ったのだそう。

この2作を観てから『ラ・ラ・ランド』を観直すと、新しい発見があるはず。アメリカのミュージカルとはひと味違う甘くてちょっぴり苦い作風を味わって♪

『ロシュフォールの恋人たち』
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