【ママたちのリアル】度重なる夫の不倫で精神的な苦痛を感じ続けるも、離婚できない……

コラム
公開日:2019/04/25
【ママたちのリアル】度重なる夫の不倫で精神的な苦痛を感じ続けるも、離婚できない……

育児や家事に追われ、いつも忙しいママ。楽しいことも多いけれど、不安になったり、悩んだりすることもしばしば。そんな時、目に映る周囲のママが自分より幸せそうで、羨ましくなることはありませんか? しかし、順風満帆に見える家庭でも何かしら悩みはあり、まさかと思うようなトラブルを抱えていることも。たとえば金銭問題やDV、モラハラなど……今回は、その中でも最近何かと話題の「不倫」をテーマにお届けします。

LINEのトーク履歴がきっかけで発覚。息子とは行かなかった映画は不倫相手と……

今回、話を聞いたのは、小学生と幼稚園生、乳幼児の3人の子どもを持つAさん(39歳)。学生時代にモデルをしていた長身美女。もうすぐ結婚10年目を迎えるご主人と、家族5人で地方都市のタワーマンションに住んでいます。ご主人は複数の会社を経営しており、高級外車を2台所有しているとか。

絵にかいたようなセレブっぷりに、小学校や幼稚園のママ友からは羨ましがられることも少なくない彼女。子供たちはみなすくすくと育ち、ママが大好き。3人の子育てで休む暇もないけれど、忙しくも充実している日々を過ごしているように見えます。しかし話がご主人のことになると、浮かない表情に。その理由は、ご主人の「浮気」。

「どこから話せばいいのか……。もう色々ありすぎて(笑)」とAさん。不倫発覚のきっかけ、現在に至るまでの経緯をざっくばらんに語ってもらいました。

――不倫が発覚したきっかけは? 

夫と不倫相手のLINEを見ちゃったのがきっかけです。こっそりチェックしたとかではなくて、私と夫が共通で使ってるiPadがあって、そこのGmailに不倫相手とのトーク履歴が突然全部送られてきたんです。びっくりしました。 

――不倫相手が送ってきたとか? 

夫本人です(笑)。私に知らせるつもりはもちろんなくて、操作をミスっちゃったみたい。LINEってトーク履歴を保存して、メールで送れるらしいんです。バックアップみたいな感じで。笑っちゃいますよね(笑)。なんで保存するんだろう。一昨年の11月から去年の7月くらまでのトーク履歴が、全部で700ページくらいGmailに届いて。700ページですよ(笑)。だいたい読んだけど、もううんざりするほど長くて。途中で嫌になっちゃいました。

「〇〇に9時」という待ち合わせ連絡とか、レストランのネット予約とか……。映画『スター・ウォーズ』の予約もありました。当時、小学生の長男がずっと行きたいと言っていたのに、息子と行ってないよね、この映画……と。あとは相手からのLINEで「遊園地楽しかったです」ともあって、トーク履歴をさかのぼってみたら遊園地に3回くらい行ってるんです。子どもたちとは行かないのに、なにこれ! ってなりました。私は3人の子供を連れて大量の食材や日用品の買い出し中に、夫は不倫相手と遊園地……。

弁護士を立てて別れたものの、新たな不倫が始まった予感

――それ、ご主人とは話をしました? 

話したけど、夫は絶対に認めないし、一言も謝らないんです。証拠があるのに、ありえないですよね。しかも別れる気配もない。だから相手に「うちの夫と遊んでますよね。やめてください」ってメールしました。そうしたら別れるどころか、夫に言いつけたみたいで、「お前、余計なメール送るなよ!」って私が叱られて。なんでこっちが悪者? って悲しくなりました。その後も2~3回メールしたけど全然別れなくて。夫にも相手に対しても、本当に心の底から怒りがこみ上げてきました。

それで友達が、知り合いの弁護士を紹介してくれたんです。私はお金が欲しいわけじゃないから、実際に訴訟を起こしてはいないんですけど、弁護士さんに手紙を書いてもらって。相手に「こういう理由で慰謝料を請求します」って送ったら、「すみません、もう会いません」「でもお金がないからそんなに払えません」って、すぐ返事が来ました。

――なるほど。そうしたら一件落着? 

はい。でも友達には「お金ないから払えないなんて許されない!」「慰謝料って普通は〇〇円くらいだから!」って言われて。弁護士を通して今も、「分割で払ってください」と伝えていますが、相手からは「毎月〇〇円しか払えません」と。そんなやり取りが続いています。きっともう、夫とお別れしているとは思うんです。だって何百万も請求されて、まだ会うなんてありえないでしょ? だけど最近はまた別の子と会ってる気がします……。日曜日に(旦那が)家にいないんです。「仕事だから」って言うけど、本当かなぁ……、怪しいですよね。

――また新たな相手と不倫してる? 

分からないけど……。不倫は一度や二度じゃなくて、私が妊娠するたびにするんです。私も一応、毎回気づくけど「妊娠中だし、事を荒立てたくないし、いいや」って感じで見て見ぬふりをしてきました。産後は子育てで忙しいから、だんだん忘れちゃう(笑)。許してるわけじゃないけど、そのたびに実家に帰るのもめんどくさいし……。それで毎回、何となく終わる感じなんです。今までの浮気は決定的な証拠がなかったのもあり、曖昧になっていたけど、今回LINEを見た時には「絶対離婚する」って思いました。でも子どもが旦那に懐いてるから、どうしようかなって。

今の状態がいいとは思っていない。でも答えが出ない……

――子どもたちにとってはいいパパという感じ? 

というより、たまに家にやって来るマスコットみたいな感じかも(笑)。家事も育児も全然しないし、週末は家にいないから、たま~にリビングを通る人(笑)。でも子どもたちは、「パパ~!」って喜ぶし、悩みますよね。これまであまりにも我慢しすぎていて、自分の感覚に自信が持てないんです。この前占いの本を見たら、「我慢しすぎも良くないから、今年の6月か7月に決着をつけましょう。そうしないと、あなたはあと7~8年我慢することになる」って書いてあって。じゃあ離婚します、ともいかず、今はとりあえず平常心を保っています。だけどこれをくり返すのも、あまり幸せじゃない気もする……。

――自分の中の落としどころを探している? 

そうですね。最初はもう別れようと思ったんです。でも、もうちょっと頑張ってみて、子どもが大きくなってからでもいいのかな、とか。それとも60歳くらいまで引っ張って、熟年離婚しようか、とか。それとも、もうしょうがないと思ってあきらめて人生を共にするか、とか。難しいですよね……日ごとに気持ちが変化していて、まだ答えは出そうにないです。

◆「離婚」が頭をよぎるけれど、子供のことなど現実を考えると「現状維持」を選んでしまうことの繰り返し。……。ざっくばらんに明るく話してくれたAさんですが、インタビューを進めるうちに、彼女が抱えるジレンマや揺れる心情が伝わってきました。今回は「不倫」をテーマに取り上げましたが、ほかにも、行き場のない気持ちを抱えながら過ごすママたちは、きっと、想像するよりも少なくないのかもしれません。

取材・文/遠藤まゆみ

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