絵本で春を感じよう!選び方とおすすめ&人気の16作をご紹介

卒園や入園・入学など、新たな生活が始まる春。寒い冬が終わると、花が芽吹き、虫たちも目をさましたように動き始めます。
そんなワクワクする春もすぐそこです。そこで今回は、そんな春が感じられるおすすめの「春の絵本」を16作品ご紹介します。絵本を読んだあとは、子どもと一緒に春を探しにでかけにいくのもよいですね。
目次
春の絵本の選び方
子どもにとって絵本は、身近なモノやコトを知ることができる世界です。絵本の世界を通して「春ってこんな季節だね」などと会話が弾むと、実際に出かけた際のリアリティも違ってくるのではないでしょうか。
その意味では、春からイメージが膨らむモノやコトを描いた作品を選ぶのがよいかもしれません。たとえば、春の花や植物、春ならではの食べ物を描いた絵本もよいでしょうし、春になって活動的になる虫たちの絵本もおすすめです。また、新しい生活に向けた、卒園式や入学式にまつわる絵本なども、身近に感じられる題材として楽しく読めそうです。
ぜひ、いろいろな「春」を考えながら、春の絵本を探してみてください。
【関連記事】春に読んでも楽しい「昆虫の絵本」の記事はこちら。
1歳の子どもにおすすめの春の絵本
春に読みたい絵本を年代別にご紹介します。
まずは、ちょうど歩き始める1歳ころにおすすめの絵本です。
歩き始めると赤ちゃんの世界はぐんと広がるので、ぜひ春を感じる絵本を読み聞かせてあげてください。
イラストと語感で楽しめる作品だと、より興味を引きやすいかもしれません。
ちょうちょう ひらひら
ちょうちょうひらひらこぐま社 参考価格:¥2,750Amazonで詳しく見る
ちょうちょうがひらひらと飛んで、うさちゃんやシカさん、ぞうさんたちに次々ととまっていきます。ちょうちょうがとまってくれた動物たちは、みんなニコニコ。作者は『ぞうさん』『やぎさんゆうびん』などの詩でも有名なまど・みちおさんです。赤ちゃんに読み聞かせながら、やさしく、暖かい春を感じてみてください。
作:まど・みちお
絵:にしまき かやこ
出版社:こぐま社
てん てん てん
てん てん てん (0.1.2.えほん)株式会社 福音館書店 参考価格:¥50Amazonで詳しく見る
「てん てん てん てんとうむし」「ぐる ぐる ぐる かたつむり」など、リズミカルな文章と、鮮やかな色味で大胆に描かれたイラストが、1歳ころの読み聞かせにぴったり! 春の気持ちのよい天気の日に、テントウムシさがしにでかけてみたくなりそうな絵本です。楽しい虫の世界で、子どもと一緒に春を感じてみては。
作・絵:わかやま しずこ
出版社:福音館書店
2歳の子どもにおすすめの春の絵本
次に、歩くのも上手になり、見える世界がますます広がる2歳ころにおすすめの絵本をご紹介します。
春のいろいろな風景、美しさに触れられる作品ばかりです。
ほわほわ さくら
ほわほわさくら (はじめてであうえほんシリーズ)くもん出版 参考価格:¥3,452Amazonで詳しく見る
春の代名詞でもある「桜」をテーマにした乳幼児向けの絵本です。美しく咲き誇る満開の桜から「ほわほわ ふわん」「ほろ ほろ ほろ ほろ ほろり」と舞い落ちる花びら。その花びらを夢中になって追いかける子どもの姿が生き生きと描かれていて、ほのぼのとした春を感じます。子どもって、花びらを追いかけるのが好きですよね。
作:ひがし なおこ
絵:きうち たつろう
出版社:くもん出版
ふうと はなと たんぽぽ(ふうとはなの絵本)
ふうと はなと たんぽぽ (ふうとはなの絵本)童心社 参考価格:¥1,350Amazonで詳しく見る
野うさぎの「ふう」と「はな」が出会ったのは、草原で可憐に咲く黄色い花。それはたんぽぽでした。さらに、ふたりの前にはテンントウムシやシジミチョウ、ミツバチも現れます。そこにあるのは暖かな春です。ちなみに、「ふう」は風、「はな」は花のこと。「花は種を実らせ、風がいのちを運ぶ」という名前が込められている素敵なお話です。
作・絵:いわむら かずお
出版社:童心社
いちご
いちご (幼児絵本シリーズ)株式会社 福音館書店 参考価格:¥500Amazonで詳しく見る
「いちご大好き!」な子におすすめな絵本です。リアリティ溢れる鮮やかなイラストで、花が咲き、いちごが真っ赤に色づくまでをていねいに描いています。いちごのイラストをつまみながら、「わあ、甘いね」「こっちは酸っぱい!」などと親子の会話も弾みそう! スーパーに売られているパックのいちごしか見たことがない子どもにも、ぜひおすすめしたい一冊です。
作・絵:平山 和子
出版社:福音館書店
3歳の子どもにおすすめの春の絵本
言葉もどんどん上手になって興味も広がる3歳くらいにおすすめの春の絵本をご紹介します。想像力を掻き立てる春の景色を、子どもと一緒に絵本の世界で探してみてください。
はなをくんくん
はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ)株式会社 福音館書店 参考価格:¥3,000Amazonで詳しく見る
森で冬眠をしていた動物たち。野ネズミも、くまも、小さなカタツムリも、みんなぐっすり寝ていたのですが、突然目を覚まし、鼻をくんくんさせます。そして何かに向かって走り出したのですが、何が起きたのでしょう。寒い冬を越え、ようやく暖かな春がやってくるうれしさを、動物たちと一緒に感じられる絵本です。
作:ルース・クラウス
絵:マーク・シーモント
訳:きじま はじめ
出版社:福音館書店
おなべおなべ にえたかな?
おなべおなべ にえたかな? (こどものとも傑作集)株式会社 福音館書店 参考価格:¥750Amazonで詳しく見る
ニンジンスープを煮ているおおばあちゃんのところに、キツネのきっこと、イタチのちいとにいがタンポポを届けにきました。急用ができたおおばあちゃんに、スープの番を頼まれた3人ですが、「おなべ おなべ にえたかな?」と何度も味見をするうちに、おなべは空っぽに! さあ、3人はどうしたのでしょうか。おいしそうな春の香りがする絵本です。
作・絵:こいで やすこ
出版社:福音館書店
はるのやまはザワザワ
はるのやまはザワザワ徳間書店 参考価格:¥1,540Amazonで詳しく見る
冬眠から目覚めた子グマのグルルが、かあさんと一緒にはちみつを探しにでかけるお話です。いのちの音であふれている春の山の様子を、子グマのグルルと一緒に見ているような気持ちになれます。耳を済ませば、リズミカルに表現されている春の音が聞こえてきそう!
作・絵:村上康成
出版社:徳間書店
はるかぜのホネホネさん
はるかぜのホネホネさん (こどものとも絵本)Fukuinkan Shoten/ Tsai Fong Books 参考価格:¥18Amazonで詳しく見る
郵便屋さんのホネホネさんが、入学式や花粉症、お茶会、春祭りなど、春の話題の手紙を運んでくれます。黒と白で描かれているイラストに、ところどころピンクが入っているのがなんとも春らしいです。コミカルな雰囲気に、ほっこりとした気分で春を感じられる絵本です。
作・絵:にしむら あつこ
出版社:福音館書店
4〜5歳の子どもにおすすめの春の絵本
幼稚園や保育園でお友だちとも遊ぶようになり、ますます世界が広がる4〜5歳。「なんで?」「どうして?」と好奇心旺盛になってくる4〜5歳におすすめの春の絵本をご紹介します。
はるがきた
はるがきた (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)Shufunotomosha/Tsai Fong Books 参考価格:¥676Amazonで詳しく見る
『どろこんハリー』シリーズの著者コンビによる春の絵本です。今年は春がなかなか訪れず、沈んだ気持ちになる町の人たち。だったら待っていないで、ぼくたちで町を春にしちゃおう、と男の子がアイデアを出します。そして、あっという間に町は春色に染まって……。まだまだ外は寒くても、心が春になるような気持ちになれる絵本です。
作:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレイアム
訳:こみやゆう
出版社:主婦の友社
はるって、どんなもの?
はるって、どんなもの? (おひさまのほん)小学館 参考価格:¥4,802Amazonで詳しく見る
カーディガンに仲良く並ぶボタンの兄弟、パッパ、ピピ、ブー、ペーペー、ボッボ。冬の間、エリちゃんを寒さから守っているのですが、春になるとタンスにしまわれてしまうため春を知りません。「春はもうすぐ」と聞き、5人の兄弟は春がどんなものか想像します。春って「カーディガンみたいで、ホットケーキに似ていて、あしがあるものかな!?」。微笑ましい結末に、心が温まります。
作:あさの ますみ
絵:荒井 良二
出版社:小学館
はるねこ
もう温かくなってもよいころなのに、なかなかこない春。不思議に思ったあやのが外を見ると、そこには、何かを懸命に探している若草色をした猫がいました。どうやら、その猫が「はるのたね」をなくしてしまったようで……。目にも鮮やかな春色をした猫ちゃんと一緒に、春の訪れを感じられる一冊です。
作:かんの ゆうこ
絵:松成 真理子
出版社:講談社
6歳以上の子どもにおすすめの春の絵本
幼稚園や保育園を卒園し、もうすぐピカピカの1年生になる6歳。卒園式や入学式の季節にぜひ読みたい春の絵本を紹介します。
さよなら ようちえん
さよなら ようちえん (講談社の創作絵本)講談社 参考価格:¥1,540Amazonで詳しく見る
卒園を迎える子どもたちに向けて、誰でも主役になれるというメッセージを込めて描かれが絵本です。作者のさこ ももみさんは、自身の卒園式に「小学校に行ったらがんばらなくちゃ! なんて思わなくていい。みんなは初めての小学校へ行くだけで、十分がんばっているんだから。」と先生に贈られたそうで、その気持ちが込められているとか。読んでいるママも思わず涙してしまいそうです。
作・絵:さこ ももみ
出版社:講談社
いちねんせい
いちねんせい小学館 参考価格:¥1,078Amazonで詳しく見る
初めての学校生活にふみ出す新一年生の期待と不安を、谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんの絵で生き生きと描き出したロングセラー詩集です。谷川俊太郎さんの紡ぎ出す言葉の数々がリズミカルに五感に響きます。真新しいランドセルを小さな背中に背負って、新しい一歩を踏み出す新1年生に、ぜひおすすめしたい一冊です。
詩:谷川 俊太郎
絵:和田 誠
出版社:小学館
そのほか、先輩ママおすすめの春の絵本
先輩ママ100人に春の絵本のおすすめも聞いてみました。
年代別のおすすめ作品と合わせて、ぜひ参考にしてくださいね。
うさぎのくれたバレエシューズ
うさぎのくれたバレエシューズ (えほん・こどもとともに)小峰書店 参考価格:¥1,400Amazonで詳しく見る
5年もバレエを習っているのに、なかなか上手にならない女の子。誕生日にも七夕にも「どうか、おどりがじょうずになりますように」とお願いします。するとある朝、不思議な小包が届いて……。安房直子さんのファンタジーの世界と美しい挿絵が想像力を掻き立てる絵本です。表紙の桜もとっても美しい!
作:安房 直子
絵:南塚 直子
出版社:小峰書店
ねずみのでんしゃ
ねずみのでんしゃ (7つごねずみ)ひさかたチャイルド 参考価格:¥1,100Amazonで詳しく見る
100万部を超えるロングセラーの「7つごシリーズ」。明日から「ちゅうがっこう」が始まるのですが、「いきたくなーい」と嫌がる7つごたち。そこでお母さんはある作戦を考えます。幼稚園や保育園の入園を控えた子どもや電車好きの子どもに、特におすすめしたい春の絵本です。
作:山下 明生
絵:いわむら かずお
出版社:ひさかたチャイルド
絵本と一緒に春を迎えよう!
春は始まりの季節。植物も動物も、もちろん子どもたちも、新しい生活が始まります。美しい草花、青々した植物、のどかに舞う虫たち。外に出れば、冬から目覚めた世界が広がっています。春の絵本で、より春を身近に感じてみてはいかがでしょうか。
文/大勝きみこ
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