赤﨑秀平選手(プロサッカー選手) 今までに感じたことのない気持ちを引き出してくれる子どもの存在。自分にこんな感情があったのかと日々実感 ~PAPA’S LIFE Vol.1 第1回~

赤﨑秀平選手(プロサッカー選手) 今までに感じたことのない気持ちを引き出してくれる子どもの存在。自分にこんな感情があったのかと日々実感 ~PAPA’S LIFE Vol.1 第1回~

連載 PAPA'S LIFE〜Vol.1〜赤﨑秀平さん

テレビや雑誌で活躍するママたちの育児の本音に迫る、Millyオリジナルインタビュー企画「MAMA’S LIFE」がスタートして約2年。このたび満を持して新連載「PAPA’S LIFE」が始まりました! おひとりめは、プロのサッカー選手として第一線で活躍を続ける赤﨑秀平選手。プロスポーツ選手のパパって、どんな育児ライフを送っているのでしょう。これまで明かすことのなかった家族への思いも、たっぷりお聞きしました!(取材日:2018年12月中旬)


できるようになることが親の想像以上! 子どもの成長スピードに圧倒される毎日

Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)・J1「川崎フロンターレ」に所属(※2019年名古屋グランパスへ期限付き移籍)する赤﨑選手。シーズン中は、主に毎週末に行われる試合に向けての練習やトレーニングを行っていますが、アウェイの試合では、全国各地への遠征も。さらにリーグ戦のほかにカップ戦などで試合日程が過密になることもあり、自宅でのんびり、という時間は実は少なめです。1歳半(取材時)になる息子さん、奏秀(かなと)くんの子育て、いつもはどのような感じなのでしょうか。

「シーズン中は基本的に月曜日がオフになるので、その日は家族で一緒にどこかへ遊びに行くことが多いです。火曜日から金曜日はチームのトレーニングと、個人的な体のケアや別のトレーニングに行っていて、土曜日が試合、金曜と日曜は遠征の移動で時間を取られることも多く、月曜日以外は息子と遊ぶ時間は少ないかもしれません。でも休みが月曜日というのは、人が少ないときに遊びに行けたり買い物ができるのがいいところ。たまに土日にオフになると、『こんなに子どもがいるんだ!』と多くの家族連れにびっくりすることもあります(笑)」

奏秀くんは体を動かすことが大好きで、撮影中も終始おさんぽ&かけっこ。階段を登るのも得意で、まっしぐらに突き進んでいきます。砂場など足元が不安定な場所でも転ばない足腰の強さはパパ譲りの印象で、そんな息子さんの姿を赤﨑選手は、手を出しすぎずにそっと見守ります。

「赤ちゃんのときから本当によく動くんです。ハイハイの時期が長く、かなり足腰が鍛えられたのかもしれません(笑)。とにかく外が好きで、遊ぶといえば公園に一緒に行くことが多いのですが、滑り台の階段なんかもひとりで登っていってしまうので、まったく目が離せません。今はただただ日々の成長がすごくて、親のほうがついていけていないくらい。この前は、自宅の階段のところに設置してある事故防止ガードを乗り越えてしまったんです。かなり複雑な動きで越えていて、『そうやって登るのか!』と関心してしまったほど(笑)。本人なりに、いろいろなことを考えながら生活しているんだなと感じました」

子どもが生まれて、両親に素直に感謝できるようになった

父親となり、自身の仕事や人生観が変わったというパパは多いもの。赤﨑選手にとっての一番の変化をたずねると、このような答えが。

「一番は、自分の両親への気持ちです。親に対して、すごく素直に感謝できるようになりました。親は我が子に無償の愛を注ぐものなのだと、子どもをもって実感したし、それを自分も親から受けて育ったわけだから、両親をすごく大切にしなきゃいけないと。何より、親に孫の顔を見せることがこんなにも幸せなんだって思いました。僕は実家が離れているので、日常的に子どもの顔を見せることはできないけれど、できるかぎり会わせたいし、その時間を大切に、積極的に作ろうと思っています」

親としての気持ちを初めて体感したのは1年半前、奏秀くんの出産に立ち会ったとき。長時間にわたったお産を経てやっと会えた息子に抱いたのは、これまで自分の中になかった感情でした。

「お産はLDR(※1)だったので、妻のお母さんも一緒に立ち会っていたんです。ただ、なかなか生まれず長丁場になるにつれ、自分の娘が苦しんでいる姿を見てお母さんもつらくなってしまったのか、途中で涙を流してしまって……。そういうこともあって、僕自身は冷静で、しっかりしていなきゃいけないと構えていたんですけど、やっぱり誕生の瞬間は自然と涙が出てきました。かわいいとか、そういうことはあまり期待していなかったけれど(笑)、実際は全然違いました。自分の子どもってこんなにかわいいんだ、って。そして、こんなにもかわいいと思える気持ちの変化や、今までに感じたことのない気持ちを引き出してくれることもふくめ、子どもって親にすごいことをしてくれているんだなと、子育てを通じて感じています」

妻が子どもにいい背中を見せてくれているから、家族が幸せでいられる。素晴らしいママだと心から尊敬

おむつ替えからお風呂、着替えなど日々のお世話はひと通りOK! 「料理以外の家事はできます」という赤﨑選手。奏秀くんが誕生してから少しずつ覚えていったお世話を通じて、日々育児をする妻の大変さが身にしみているといいます。

「多くの父親は、仕事などで外に出て人と接して、あるときは気持ちがリフレッシュした状態で家に帰ることもあると思うんです。でも母親の場合、必ずしもそういうわけにはいかないですよね。きっと妻は、子どもといいことも大変なことも共有して1日を過ごしていると思うので、育児も家事も、自分ができることはしたいと思っています」

サッカー選手という職業上、移籍などにもとない住まいが変わるのは避けて通れないこと。プロデビュー後、これまで3チームに所属してきた赤﨑選手ですが、そのたびに奥さんも新しい環境で一からのスタートを切ってきました。「もちろん、新しい素敵な出会いもありますが、友達や知り合いもいない中での生活は奥さんのほうが大変。夫としてできるかぎりサポートしたい」といいます。

「出産からこれまで、彼女の頑張る姿を見ていると、父親というのは小さな存在なのだと思います。何があっても子どもはやっぱり母親のところへ行きますし、本当にすごいなと痛感させられます。息子がたくさん笑ったり、素直にコミュニケーションをとれるのは、ママの影響。ママが落ち込んでいたら息子も元気がないし、ママが笑っているから息子も笑うと思うので、僕が息子のいい表情にたくさん触れていられるのは、母としてのいい背中、姿を子どもに見せているからなんだと思っています」

(撮影・取材内容は2018年12月中旬のものになります)

(※1)
LDR (Labor&Delivery Recovery)とは、陣痛・分娩・産後までを妊婦さんが移動することなく一つの部屋で過ごせる個室のこと。

後編はこちら

撮影/土屋哲朗(主婦の友社写真課)取材・文/長澤幸代
撮影協力/WILD BEACH SEASIDE GLAMPING PARK


この連載について

PROFILE
赤﨑秀平選手
プロサッカー選手
1991年9月1日生まれ。鹿児島県出身。筑波大学卒業後、2014年鹿島アントラーズ入団。期限付き移籍でガンバ大阪に所属後、2018年川崎フロンターレに完全移籍。ポジションはFW。2019年より、名古屋グランパスへ期限付き移籍中。2016年結婚、2017年6月に長男の奏秀くん誕生。
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