脳科学を元に、子供に合う絵本を選んでくれる新サービス「コノコテラス」が楽しい!

コラム
公開日:2018/08/04
脳科学を元に、子供に合う絵本を選んでくれる新サービス「コノコテラス」が楽しい!

子どもには、小さいうちからたくさん絵本を読み聞かせしてあげたいもの。でも「我が子が好きそうな絵本がうまく選べない」「本屋さんに行ってもたくさんありすぎて、どれを買っていいかわからない」というパパママも多いのでは? そんな声に応えるかたちで、脳科学に基づいた個性診断結果をもとに子どもにぴったり合う絵本を選んでくれるキュレーションサービス「conoco terrace(コノコテラス)」がつい先日スタート。サービス体験イベントに編集部が潜入しました! コノコテラスを監修した早稲田大学教育・総合科学学術院 教授の本田恵子先生に伺った、絵本の選び方や子どもの成長を促すための遊び方もあわせてご紹介します。

子どもの脳の力を伸ばす絵本を選んでくれるサービスがスタート

新刊絵本は実は毎年2,000冊以上も出版されていて、子どもに合う絵本を選ぶのはとても大変。そんなパパママの声に応えて誕生したのがコノコテラスです。
まずは脳科学のエキスパート、早稲田大学教育・総合科学学術院 教授の本田恵子先生の協力のもと、凸版印刷が独自開発した8つの脳力指標がチャート式でわかる個性診断チェックを実施。「能力」ではなく「脳力」を診断します。
公式サイトで子どもの思考・行動パターンに関する質問に答えていくと、個性診断ができるしくみになっています。8つの脳力指標とは、言語・語学、論理・数学、内省(道徳心や思いやり)、自然・博物学、対人、身体・運動、視覚・空間、音楽・リズム。

画面に表示される質問に答えて、わが子の個性・能力をさぐっていきます。

これらの脳力をチャート化した診断結果に基づき、得意な脳力を伸ばす絵本が提示されるので、そのなかから1冊選ぶとオリジナルブックレットといっしょに自宅まで配送してくれます。気になるサービス価格は、個性診断と絵本1冊、オリジナルブックレットすべて合わせて2,000円(送料は全国一律164円)。

筆者も5才の子どもの個性診断にトライ。質問事項に答えていくと、第1〜4候補までおすすめ絵本が提示されました。そのうちの2冊は『おばけぼうやのみずじごく うたうためぐり』(くもん出版)など、すでに読んだことがあり、子ども自身も大好きな絵本。診断結果と子どもの個性がかなりリンクしていると実感しました!

このように、わが子の「脳力」を伸ばすためにおすすめの絵本がチョイスされます。

得意なこと、好きなことを伸ばしてあげる絵本選びが大事

(写真)本田恵子先生

コノコテラスを監修し、選書にも関わった本田先生は、脳科学を活かしてひとりひとりの個性に合わせた学習方法やソーシャルスキル教育を実施しています。

「個性診断に使用されている8つの脳力は、主に左脳を使うもの(言語や内省など)、主に右脳を使うもの(音楽、身体・運動など)に分けられています。
幼児期はまだまだこれから大きく成長するので、脳の発達状況にあわせて個性診断のチャートは変化していくんです。だから診断結果で低い脳力があっても大丈夫。まだ小さいうちは、好きなことや得意なことを伸ばしながらまず自分に自信をつけさせることが大事です。苦手と感じている脳力を無理に伸ばそうとすると、苦手意識が強くなって逆効果。好きなことで自信がついてから、苦手なことにチャレンジする気持ちを育てていきましょう。コノコテラスのサービスは、子どもが得意な脳力を活用できる絵本が選ばれるようにうまく考えられています」

絵本は読み聞かせで脳の力がさらに高まる!

絵本の活用方法についても本田先生は読み聞かせの大切さを力説。

「絵本はただ子どもに見せるより、読み聞かせすると脳が大きく発達します。ことばが“音”として取り入れられるので、意味が理解しやすくなるんです。抑揚を効かせたり、ジェスチャーを交えて読むと子どもの空想力はどんどん高まります。読み聞かせの最中、じっと座っていられない子どもさんもいますよね。そういう子は身体・運動が好きなタイプなのかもしれません。無理におさえつけないで、体を動かしながら楽しめる絵本にチェンジしてみてください。『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)、『ぺんぎんたいそう』(福音館書店)などはとても楽しいのでおすすめですよ」

絵本の知識を応用できる、関連遊びを取り入れてみて

コノコテラスのサービス開始を記念し、横浜ベイクォーターのダッドウェイ プレイスタジオでは体験イベントが実施されました。このイベントでは、集まった子どもたちにスタッフが絵本『スイミー 小さなかしこいさかなのはなし』(好学社)と野菜の絵本を読み聞かせ。その後、野菜を切ったスタンプで自分なりにスイミーを作る創作遊びが行われました。

断面の形がユニークなものがそろった野菜スタンプたち。

自分のオリジナルなスイミーをつくるために、好みの野菜でスタンプを慎重にポンポンと押していきます。

本田先生によれば、絵本を読んだあとに、絵本に関連した活動をすることが脳の発達につながるそう。

「今回は野菜の絵本を読みました。いろいろな野菜があって、切り方によって断面図が変わるということを、スタンプにして遊ぶことで実感できるというわけです。絵本の内容に対する理解を深めることができますね。絵本で得た知識や体験を他のことに応用する力も養われますよ。子どもはよく「なんで?」といろいろなことに興味を持ち、疑問を親にぶつけてきますが、親も答えられなければ絵本の力を借りればいいんです」

参加した子どもたちは、それぞれ思い思いのスイミーを創作。終わったあとはがんばったところ、お気に入りのポイントなどを発表しました!

コノコテラスのサービスで絵本とセットになっているオリジナルブックレットも、絵本の内容に関するアクティビティがたくさん掲載されています。家庭での遊び方のヒントになりそう。

子どもの個性を伸ばしたい、親子で絵本をもっと楽しみたいという人にとって、コノコテラスはまさにうってつけのサービス。ぜひ一度体験してみてください。

取材・文/佐藤望美

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