大人も子どもも楽しめる!児童書の選び方&おすすめ児童書14選

コラム
公開日:2018/05/09
更新日:2019/10/03
大人も子どもも楽しめる!児童書の選び方&おすすめ児童書14選

「子供にたくさん本を読んでほしい」と思っているママは多いことでしょう。中には、「なかなか子供が本に興味を持ってくれない」とお悩みのママもいるかもしれませんね。そんなママや子供たちにおすすめしたい児童書を14冊選んでみました。すぐれた児童書には、子供だけでなく、大人も楽しめるものがたくさん!特に今回選んだのは、どれも世代を超えて愛される傑作ばかりです。この中の一冊が、子供の一生の宝物になるかもしれません。

先輩ママに聞きました!子供が好きな児童書はなんですか?

エルマーにはまっています

「息子はエルマーシリーズが大好き。エルマーが、チューインガムやミカンなど、身近なものを使ってピンチを潜り抜けるところがとっても面白いみたい。『エルマーってすごく勇気があって優しいよね。ぼく、エルマーみたいになりたい!』といつも言っています」(小学2年生の男の子のママ)

赤毛のアンが好きです

「私が子供の頃大好きだった『赤毛のアン』。今、娘も夢中になって読んでいます。元気で優しくて、おしゃべりな可愛いアン。『こんな子が近くにいたらいいな。友達になりたい』とぽつりと娘が漏らした一言が印象的です」(小学5年生の女の子のママ)

ガンバの勇気に涙しました

「息子のお気に入りは『冒険者たち』。小さなネズミのガンバが、勇気を出して強敵のイタチに立ち向かす姿に感銘を受けたようです。悲しい別れのシーンでは涙を流していました。この小説で、勇気を持つことの大切さを学んだような気がします」(小学6年生の男の子のママ)

はてしない物語です

「息子のお気に入りは、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』。初めて手にしたときは、まず、表紙の美しさに感動したようです。もともとファンタジー小説が好きな息子なので、夢中になって食事をとるのも忘れて読みふけっていました。その姿が物語の主人公バスチアンとそっくりで、思わず笑ってしまいました」(小学5年生の男の子のママ)

魔女の宅急便がお気に入りです

「もともと、映画『魔女の宅急便』が好きだった娘は、図書館で原作本を見つけた時に、嬉々として借りてきました。原作は少し映画とテイストが違っていましたが、その優しい世界観にすっかり夢中に。今でも何度も読み返しているようです」(小学4年生の女の子のママ)

少年探偵団シリーズがお気に入りです

「夫が大切に保管していた江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズ。今は娘が夢中になって読んでいます。独特のミステリアスな雰囲気と手に汗握る展開、それに何より独特の美しい日本語が気に入ったようです。『昔の小説って、面白いんだね』とよく主人と小説談議に花を咲かせています」(小学5年生の女の子のママ)

いやいやえんです

「卒園のお祝いに、幼稚園からもらった『いやいやえん』。娘のお気に入りです。ひとりで読むのは長いかな?と思っていたけれど、内容が面白いからか、夢中になって読んでいます」(小学1年生の女の子のママ)

児童書の選び方が知りたい

子供に児童書の素晴らしさを教えてあげるには、選び方がとても大事。ここでは、児童書の選び方をまとめてみました。

対象年齢で選ぶ

子供が内容を理解できるように、対象年齢で選んであげるとよいでしょう。内容が物足りなさそうだな、と思ったら対象年齢が少し上の児童書を購入してあげてもいいですね。難しい言葉が出てきたら、その都度教えてあげると国語の勉強にもなります。

登場人物で選ぶ

主人公が同じくらいの年齢の児童書なら、子供も感情移入しやすくなって物語の世界に入り込みやすくなります。同じ年の男の子や女の子が冒険している物語は、子供たちはハラハラドキドキして、ページをめくる手が止まらなくなるかも。

興味のある分野で選ぶ

ファンタジーがすきな子供なら、ファンタジー小説を、動物が好きな子供なら動物が活躍する物語を。子供が興味のある分野を舞台にした児童書なら、きっと興味を持って読み進めてくれるに違いありませんね。

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小学校低学年(1・2年生)に人気のおすすめ作品が知りたい

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)株式会社 福音館書店 参考価格:¥31Amazonで詳しく見る

年寄りののらねこから、どうぶつ島にとらわれている可愛そうなりゅうの子の話を聞いたエルマー。彼はその子を助ける冒険の旅へと出発します。どうぶつ島では、ライオンやトラ、サイなどの恐ろしいどうぶつがエルマーを待ち受けていますが、知恵と勇気と便利な道具でどうぶつたちをやりこめます。ユーモアたっぷりの冒険物語。児童文学の最高峰のひとつとして名高い作品です。

ぼくは王さま (新・名作の愛蔵版)

ぼくは王さま (新・名作の愛蔵版)理論社 参考価格:¥1Amazonで詳しく見る

児童文学の歴史に残る最高傑作が、活字も大きくなり、リニューアルして再登場。卵焼きが大好きな王さまは、朝も昼も夜も、ずっと卵焼きを食べます。ある日、とっても大きな卵焼きを食べたくなった王さまは、家来たちに「ぞうの卵をとってこい」と命令します。はたして王さまは、ぞうの卵で作った大きな卵焼きを食べることができるのでしょうか?

こころのふしぎ なぜ?どうして? (楽しく学べるシリーズ)

こころのふしぎ なぜ?どうして? (楽しく学べるシリーズ)高橋書店 参考価格:¥800Amazonで詳しく見る

「いじめられたら、どうすればいいの?」「ごめんね、を上手に言うにはどうすればいいの?」子供に聞かれるとちょっぴり困ってしまう心の疑問に、たくさんのイラストと、わかりやすい説明ですっきりと解説してくれる一冊。人の気持ちを想像することで思いやりが自然に身に付いていきます。低学年の時期から親子で大切なことを話し合えるきっかけつくりになる本として、おすすめです。

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)株式会社 福音館書店 参考価格:¥4,769Amazonで詳しく見る

主人公しげるが通う保育園のエピソードが5つ収録されたお話。長さもいろいろなので、好きなストーリーから読めるのも魅力です。ひらがなが多く、漢字にはすべて振り仮名がふられているので、小学校低学年でもひとりで読むことができます。50年も前に出版された本ですが、今でも色あせない名作。親子3代で楽しんだ、というご家庭も多いのではないのではないでしょうか。

はじめてのキャンプ (福音館創作童話シリーズ)

はじめてのキャンプ (福音館創作童話シリーズ)株式会社 福音館書店 参考価格:¥1,270Amazonで詳しく見る

主人公のなほちゃんは、大きい子供たちと一緒にキャンプに行きたい!と言い出します。みんなは「ちいさい子にはできないよ」と言いますが、なほちゃんは大きな子たちに負けたくないと、重い荷物もひとりで背負って、まきを集めて……と一所懸命に頑張ります。そして夜、テントで怖いお話を聞いたけれど、なほちゃんは一人でおしっこに行くことができたのです。「わたし、ひとりでキャンプできたよ!」

小学校中学年(3・4年生)に人気のおすすめ作品が知りたい

くまの子ウーフ (くまの子ウーフの童話集)

くまの子ウーフ (くまの子ウーフの童話集)ポプラ社 参考価格:¥800Amazonで詳しく見る

食べることと遊ぶこと、そして考えることが大好きなくまの子ウーフ。ほら、耳を澄ましてみましょう。今日もウーフの「どうして?」という言葉が聞こえてきます。子供たちに愛され続け、世代を超えて読み継がれている児童文学の最高傑作です。どことなく哲学的な内容は、子供だけでなく大人でも考えさせられるような一冊です。

はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)

はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)岩崎書店 参考価格:¥1,210Amazonで詳しく見る

130万部を突破した大ベストセラーです。毎日日記をつけている則安くん、ある日、お母さんに日記を盗み読みされてしまいました。お母さんをびっくりさせてやろうと思った則安くんは、でたらめなことを日記に書きます。するとなんと、書いたことがすべて現実になってしまったからさあ大変!ある日、「ぶたがふりました」と書いたらそれも現実になってしまって…。

魔女の宅急便 (福音館文庫 物語)

魔女の宅急便 (福音館文庫 物語)株式会社 福音館書店 参考価格:¥469Amazonで詳しく見る

ひとり立ちした魔女の子、キキ。新しい街で商売を始めます。相棒の黒猫ジジと悲しみや喜びを共にしながら、街の人たちに受け入れてもらえるようになるまでの1年間をさわやかに描く物語。映画化されたことで、あまりにも有名になったこの物語、やさしい語り口で読んだ人たちを温かい気持ちにさせてくれます。小学校中学年の想像力を広げたい方におすすめです。

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))岩波書店 参考価格:¥3,951Amazonで詳しく見る

沼のほとりのパドルビーに住んでいる名医、ドリトル先生は、オウムのポリネシアから動物語を教わって、世界中の動物たちから愛されています。ある日、アフリカのサルの国から、酷い疫病が流行っているから助けてほしい、とSOSが。ドリトル先生は犬のジップたちを引き連れて、冒険の航海に出発。ドリトル先生の大冒険の1作目。児童文学の名作です。

小学校高学年(5・6年生)に人気のおすすめ作品が知りたい

ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)

ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)ポプラ社 参考価格:¥4,844Amazonで詳しく見る

夏休みを前にした、1学期の終業式。東京の下町にある中学校の1年2組の男の子が姿を消してしまった……。彼らは河川敷の廃工場へと立てこもって大人たちへの「反乱」を起こしたのです。PTAや警察、テレビや市長汚職事件までもを巻き込んだ、7日間の大戦争。長い間子供たちの熱烈な支持を受け続けている大ベストセラーです。小学校高学年の子供たちよりちょっぴり年上のお兄ちゃんの念ちゃんの熱い戦いが、感動を呼ぶ名作です。

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)岩波書店 参考価格:¥4,020Amazonで詳しく見る

映画「GAMBAガンバと仲間たち」の原作となったストーリーです。イタチと戦う島ネズミたちを助けるために、ガンバと15匹の仲間たちが船で夢見が島へと向かいます。相手は獰猛な白イタチ、ノロイ率いるイタチ軍団。彼らに追い詰められて海岸の岩山で最後の決戦を迎えるガンバたち。さて、彼らの運命は?子供たちにぜひおすすめしたい、心躍る名作です。

ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)

ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)岩波書店 参考価格:¥1Amazonで詳しく見る

ご存知大ヒットファンタジー映画「ナルニア国物語」の原作小説です。衣装ダンスの中を通り抜けて。4人の兄弟が異世界で冒険を繰り広げる、壮大な物語。人気シリーズ「ナルニア国物語」の第1作であるこの物語はファンタジーの王道ともいえる幻想的な世界へと、読者を導いてくれます。子供はもちろん、大人が読んでもじゅうぶん夢中になれる素晴らしいストーリーです。

怪人二十面相 (少年探偵)

怪人二十面相 (少年探偵)ポプラ社 参考価格:¥660Amazonで詳しく見る

はらはらドキドキ、手に汗握る推理小説の決定版!江戸川乱歩による児童文学の最高峰です。20もの顔を持ち、美術品にしか興味を示さない盗賊、「怪人20面相」と、名探偵明智小五郎、その助手の小林少年の華麗にしてスリリングな推理対決が繰り広げられます。読み始めると、きっとページをめくる手が止まらないはず!推理小説の面白さに目覚める子供が続出すること間違いなしです。

はてしない物語

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)岩波書店 参考価格:¥2,980Amazonで詳しく見る

いじめられっ子からのがれるために、古本屋に駆け込んだバスチアンは、あかがね色をした不思議な本に出会います。吸い込まれるようにその本を手に取り、読み始めたバスチアンは、物語の世界、ファンタージェンに引き込まれます。虚無におかされて絶滅寸前の状態に陥っているファンタージェンを救うには、人間界から子供を連れてくるしか方法がない。その子はあかがね色の本を読んでいる、10歳の男の子……。「僕のことだ!」と叫んだとたん、バスチアンは本の世界に吸い込まれて、ファンタージェンの滅亡と再生を体験します。わくわくする冒険と成長の物語、一生の宝物になる一冊です。

(文/大中千景)

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