幼児・子どもに人気の電車絵本おすすめ15選

コラム
公開日:2018/03/22
更新日:2018/06/05
幼児・子どもに人気の電車絵本おすすめ15選

「電車大好き!」という子どもがいる家庭も多いでしょう。電車へ対する子どもたちの熱中ぶりは、大人の鉄道ファンにも引けをとらないほど。写真や実物を見て、実際に乗って、関連グッズを集めて、と楽しむバリエーションがあるからこそ、電車は魅力的なのかもしれませんね。実物から興味を持つ場合もあれば、電車との最初の出会いが絵本だったという子どももいるようです。初めて読むのに適した電車の絵本が知りたかったり、年齢に合った電車の絵本を探していたりするパパやママもいるでしょう。今回は、先輩ママたちの体験談や電車の絵本の基礎知識、さらに0歳~5歳まで年齢別におすすめしたい電車の絵本を全部で15冊ご紹介!ぜひ電車の絵本を選ぶ参考にしてください。

ママたちにアンケート!電車の絵本を持っていますか?

電車の絵本を持っている家庭の方が、わずかに多かったようです。電車は男の子の方が好む傾向にあるので、電車の絵本があるかないかは、子どもの性別にもよるかもしれません。

電車の絵本の特徴は?

身近な乗り物が主役である、電車の絵本。特徴は、さまざまなタイプがあることでしょう。ストーリー性がある物語絵本や、電池式で音がなる仕掛け絵本、さらにリアルな車両がたくさん紹介された写真絵本などもあります。子どもの年齢や成長の度合い、興味などに合わせて、たくさんある種類から選ぶことができるでしょう。

電車の絵本は知的教育に良いの?

結論から言うと、電車の絵本は手軽な知育教育に向いているようです。教育学博士の弘田陽介先生は、著書『子どもはなぜ電車が好きなのか―鉄道好きの教育“鉄”学』の中で「鉄道には、子どもの成長を促す要素がたくさんある」と述べています。

電車好きが男子に多い理由

「人間の脳は、胎児期から男女で機能が異なってくると言われているようです。男子の脳は、成長にともなってものの名前を覚えたり、ものを集めたりすることに興味が湧く傾向にあります」(弘田陽介先生)

実際の車両や、鉄道アニメのキャラクター、絵本に登場する電車の名前などは、知識を集める要素があります。女子よりも男子の方が鉄道好きなのも、脳のつくりが違うことによるようですね。

電車の絵本でできる知的教育とは?

知識の収集と整理

「女子よりも、男子に強いのが所有コンプリート欲。これは、全体を意識したうえで、構成しているシリーズ・種類を網羅したいという願望のことです。イメージとしては、頭の中の棚へ仕入れた知識をタグ付けして整理する感覚。このプロセスを通じて、知能が発達していきます」(弘田陽介先生)

子どもが絵本で電車に興味をもち、寝ても覚めても電車に夢中な様子を見ていると、「ほかの分野にも興味を持ってほしいな」と思うかもしれませんね。しかし、好きなもので情報収集と整理のやり方が身につくようなので、さほど心配はいらないでしょう。

数や言葉、形や色の違いを理解

「車両の種類で微妙に違うディティールに気づき、これが数や言葉、形や色を見分けるという学習の基礎につながります」(弘田陽介先生)

電車の行き先表示でひらがなや漢字を覚えたり、ホームや車両番号で数字を学んだりする子どももいるようです。電車には距離・方向・時間が密接にかかわってくるので、電車の絵本を上手に使うことで、さまざまな感覚を養うことができるでしょう。

電車が出てくる絵本の選び方が知りたい

電車の絵本は、他の絵本と同じように子どもの年齢別に選ぶとよいでしょう。

0歳~1歳 

ストーリーがシンプルで、ページあたりの文字数が少ない電車の絵本がおすすめ。「ガタンゴトン」「ゴーッ」「シュポシュポ」など電車らしい擬音語が多い絵本を選び、子どもを膝に乗せながら体を揺らしてあげると、親子でより楽しめるかもしれません。ページ数が少ない写真絵本なども面白いでしょう。

2歳~3歳

少し長めの絵本も楽しめるようになる年齢なので、ストーリー性のある電車の絵本がおすすめです。子どもの苦手なことを電車が応援してくれる絵本もあります。おもちゃや実物の電車に対する興味がますます高まってくる年齢でもあるようなので、たくさんの電車が登場する図鑑をほしがる子どもも出てくるかもしれません。

4歳~5歳

ストーリーに、より長さや深みが増した電車の絵本がおすすめです。文字を覚えて、自分ひとりで絵本を読める子どもであれば、ひらがなが多く、カタカナや漢字にルビがふられたものを選びましょう。鉄道の旅の楽しさを伝える一方で、車内でのマナーを教えられるような、しつけの教本となる絵本も選びたいところです。電車で時計の読み方が学べる絵本もあります。

[ページ区切り]

年齢別おすすめの電車の絵本が知りたい

0歳~5歳までの年齢別でおすすめの、電車が出てくる絵本をご紹介します。

0歳向けのおすすめ電車絵本

れんけつガッチャン (絵本単品)

れんけつガッチャン (絵本単品)学研プラス 参考価格:¥450Amazonで詳しく見る

電車の醍醐味のひとつである「連結」に特化した電車の絵本です。最初はおさるの普通電車とダチョウの特急が連結し、さらにチーターの新幹線・モグラの地下鉄・くまの機関車とどんどんつながっていきます。物語の最後は、連結を誘導しているタコが握っていて……?繰り返しの言葉のリズムと、電車ごとに特徴的な擬音語が楽しい1冊です。

作・絵:こぐれ けいすけ(学研出版)

サイズ:195mm×212mm
ページ数:40ページ
対象年齢:0歳~2歳

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)株式会社 福音館書店 参考価格:¥821Amazonで詳しく見る

「のせてくださーい」と声をかけて、機関車にいろいろなものが乗ってきます。言葉の繰り返しが小気味よく、ベストセラーとなっている1冊です。作者は、有名デザイナーからイラストライターに転身し、マンガ・エッセイ・小説とマルチに活躍している人物。英語版もあります。海辺が舞台となったシリーズ作「がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん」もおすすめ。

作者:安西 水丸(福音館書店)
サイズ:18cm×18cm
ページ数:20ページ
対象年齢:0歳~

でんしゃ (バートンの のりものえほん)

でんしゃ (バートンの のりものえほん)金の星社 参考価格:¥4,065Amazonで詳しく見る

コロンとしたフォルムでかわいらしく、鮮やかな色合いが目を引く電車の絵本です。いろいろな電車が登場し、線路・鉄橋・トンネル・踏切を走り、山・町・草原・川の上……と場面展開も豊富。文章は少なめですが、読み手や気分によってストーリーを自由に付け足せるのも魅力です。シリーズには「ふね」「とらっく」「ひこうき」もあります。

作/訳:バイロン・バートン/こじま まもる(金の星社)
サイズ:16cm×19cm
ページ数:32ページ

1歳向けのおすすめ電車絵本

トーマスサウンドデラックス◆ (きかんしゃトーマスの本)

トーマスサウンドデラックス◆ (きかんしゃトーマスの本)ポプラ社 参考価格:¥204Amazonで詳しく見る

テレビアニメ「きかんしゃトーマス」のキャラクターが登場する電車の絵本です。おもちゃのハンドルとマイクがついていて、トーマスの運転士気分が味わる1冊。絵本のストーリーに合わせて、レバーの操作や車内アナウンスが楽しめます。トーマスの声や汽笛、走行音や蒸気音のほか、パーシー・ゴードン・ハロルド・スペンサーなどの効果音もボタンを押すと再生可能です。

出版社:ポプラ社
サイズ:143mm×214mm
ページ数:23ページ
対象年齢:1歳~5歳

れっしゃ だいしゅうごう100 (350シリーズ のりものしゃしんえほん)

れっしゃ だいしゅうごう100 (350シリーズ のりものしゃしんえほん)ポプラ社 参考価格:¥3,440Amazonで詳しく見る

人気の車両が100種類も掲載された写真絵本です。スピードランナーと呼ばれる特急列車・新幹線、人気の高い蒸気機関車・路面電車などが続々と登場!電車好きの子どもにとっては眺めているだけでも価値がある絵本ですが、列車の名前を覚えたり、100種類を数えたりと、楽しみながら言葉や数を学ぶこともできるので、長く楽しめます。見たり乗ったりした車両がないか、親子で探すのも面白いでしょう。

写真・文:小賀野 実(ポプラ社)
サイズ:175mm×185mm
ページ数:16ページ
対象年齢:1歳~5歳

はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!

はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!アリス館 参考価格:¥570Amazonで詳しく見る

歯磨き嫌いな主人公の「たっくん」。同じような子どもを持つ家庭におすすめしたい電車の絵本です。歯を次々ときれいにしていく「はみがきれっしゃ」の「しゅっ」という効果音に合わせて行うと、苦手な歯磨きも楽しくなるような工夫がされています。歯を清潔に保つことへ対して、子どもに興味をもたせてくれる1冊です。

作:くぼ まちこ(アリス館)
サイズ:21cm×21cm
ページ数:24ページ
対象年齢:1、2歳~

2歳向けのおすすめ電車絵本

プラレール大集合2018年版

プラレール大集合2018年版永岡書店 参考価格:¥825Amazonで詳しく見る

子どもたちに大人気のおもちゃ「プラレール」を網羅した写真図鑑です。日本をいくつかのエリアに分けて、地域ごとに走る新幹線・特急・SL・普通電車などを紹介しています。新幹線の走行テストを行う、人気車両のドクターイエローも掲載。プラレールと実際の列車の写真も掲載しているので、見比べられるのもうれしいポイントです。

監修:タカラトミー(永岡書店)
サイズ:中AB
ページ数:54ページ

おでかけえほん でんしゃにのって (うららちゃんののりものえほん)

おでかけえほん でんしゃにのって (うららちゃんののりものえほん)アリス館 参考価格:¥4,182Amazonで詳しく見る

主人公の「うららちゃん」が、おばあちゃんが迎えに来る駅まで1人で電車に乗っておでかけするストーリー。電車が停まる度、駅名に入っている擬人化された動物たちが次々と乗車してきます。動物たちのコミカルな様子や駅の名前の面白さに、親子でクスリとさせられる1冊。動物たちと一緒に居眠りしたうららちゃんが、目的の駅で降りられるかどうかというドキドキ要素もあります。

作・絵:とよた かずひこ(アリス館)
サイズ:26cm×23cm
ページ数:36ページ
対象年齢:2歳~3歳

パノラマえほん でんしゃのたび―やまからうみへ

パノラマえほん でんしゃのたび―やまからうみへひさかたチャイルド 参考価格:¥1,320Amazonで詳しく見る

めくるとパノラマページになる工夫がされた、電車がテーマのしかけ絵本です。表裏どちらからでも読むことができ、海と山いずれかの駅を出発点として物語が展開して行きます。絵は細かい描写がされているので、文章に書かれた場所や人を探すのも楽しみのひとつ。「デデトトデデン」など独特の擬音語が使われているのも印象的です。

著者:間瀬 なおかた(ひさかたチャイルド)
サイズ:25cm×25cm
ページ数:24ページ
対象年齢:2、3歳~

3歳向けのおすすめ電車絵本

のりものDVDブック 電車まるごと大集合 (こども絵本)

のりものDVDブック 電車まるごと大集合 (こども絵本)ジェイティビィパブリッシング 参考価格:¥2,296Amazonで詳しく見る

新型も含めて、170以上の車両を迫力のある写真やイラストで紹介した電車の絵本です。電車に関連する「駅」「信号」などを取り上げ、わかりやすく解説。保護者向けの情報もあり、親子で電車に対する理解がさらに深まる1冊です。新幹線や普通電車など、人気車両がたくさん登場する120分のDVDもついています。

文/写真:藤原 浩/持田 明俊(JTBパブリッシング)
ページ数:64ページ

でんしゃは うたう (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

でんしゃは うたう (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)株式会社 福音館書店 参考価格:¥440Amazonで詳しく見る

わずか1駅の間で電車が発する音を、「電車の歌」として紹介しているユニークな絵本です。扉が閉まるときの「ぷしっごろろー」、走り始めの「どだっとおーん」と走行中の「たたっつつっつつ」など、どれも独特の擬音語としてつづられています。踏切や鉄橋に差しかかったり、ポイントを踏み越えたりする「歌」も、リズミカルで珍しい響き。親子で口に出して楽しんだり、実際の電車の音と比べてみたりするのもいいかもしれません。

文/絵:三宮 麻由子/みねお みつ(福音館書店)
サイズ:21cm×23cm
ページ数:24ページ
対象年齢:3歳~

4歳向けのおすすめ電車絵本

でんしゃに のろう (講談社の創作絵本)

でんしゃに のろう (講談社の創作絵本)講談社 参考価格:¥1,300Amazonで詳しく見る

大人気絵本「しょうがっこうへ いこう」の鉄道版ともいえる1冊です。主人公が遠方から訪ねてきた祖父を駅まで迎えに行くというストーリー。電車の乗りかた・駅の施設・駅や車内でのマナーが盛りこまれているので、さまざまな知識や常識が身につくでしょう。前作と同様、クイズや間違い探しなど遊びの要素もいっぱい。全文をひらがなとカタカナだけで表記した絵本なので、子ども1人でも読みやすくなっています。

作/絵:斉藤 洋/田中 六大(講談社)
サイズ:26cm×21cm
ページ数:32ページ
対象年齢:4歳~

でんしゃでおぼえる!とけいえほん

でんしゃでおぼえる! とけいえほん[知育・時計絵本] (こどものほん)交通新聞社 参考価格:¥500Amazonで詳しく見る

時計の読み方を身につけられる電車の絵本です。付属の時計のおもちゃを使って、列車の発車時刻に針を合わせて遊びます。針を動かすとカチカチと音がし、子どもが読みやすい時計です。登場する電車は、新幹線・寝台特急・観光列車・普通電車などで、昼夜を問わずいろいろな時間帯があることを知れるでしょう。かっこいい写真とミニ知識も掲載されています。

写真:レイルマンフォトオフィス、交通新聞サービス(交通新聞社)
サイズ:218mm×195mm
ページ数:24ページ

5歳向けのおすすめ電車絵本

にこにこでんしゃ (カラフルえほん)

にこにこでんしゃ (カラフルえほん)岩崎書店 参考価格:¥107Amazonで詳しく見る

主人公「にこにこでんしゃ」の思いやりあふれる行動を通じて、人としてのやさしさが学べる電車の絵本です。線路を横断しているネコを見つけて急に停止したり、赤ちゃんが生まれた家の近くではスピードを落としたりと、本当に細かい気配りが印象的。子どもの情操教育にいいことはもちろん、読み聞かせをする大人も心がぽかぽかとあたたかくなります。

作・絵:ふくだ すぐる(岩崎書店)
サイズ:A4変型
ページ数:32ページ
対象年齢:小学校低学年

あいうえお でんしゃ じてん (視覚デザインのえほん)

あいうえお でんしゃ じてん (視覚デザインのえほん)視覚デザイン研究所 参考価格:¥2,590Amazonで詳しく見る

ひらがなのつく電車がたくさん登場する絵本です。文字の上を走る線路を指でたどると、自然に書き順が身につくような工夫がされています。ページごとに、電車と駅に関するワンポイントを紹介。五十音で探す全国路線地図なども、子どもに人気。すべて読み終わると、プチ旅行をした気分になれるでしょう。軽くて小さい本なので、おでかけの携行品としても便利。

絵/文:くにすえ たくし・はるく ゆう/さかい そういちろう(視覚デザイン研究所)
サイズ:A5変型
ページ数:96ページ
対象年齢:2歳~5歳

ママたちに聞きました!電車の絵本の読み聞かせのポイントやコツが知りたい

電車の絵本を読み聞かせるときのポイントは?

音の「リアルさ」が重要ではないでしょうか。たとえば、「ガタンゴトン」「プシュー」といった電車の擬音語や、車内アナウンスのセリフが多く登場するのは、電車の絵本ならではです。擬音語を読むときは、ほかの部分とは声色を変えて、子どもが「電車ってこんな音がするんだ!」と発見するような工夫をしてみましょう。また、電車が走行中なのか、発着のときなのかや、ゆっくりまたは急いで走っているときなのかを読み手が見極めて、臨場感を出してあげることも大切。緩急や強弱のある読み方ほど、子どもがその世界観に引き込まれていくようです。車内アナウンスも普段とは違う独特な口調なので、お笑い芸人さんをマネしてみたところ、子どもに大ウケ。「今度、本物を聞きに行ってみようか?」なんて、実生活に話をつなげることもできます。

電車の絵本をより楽しむ読み聞かせのコツは?

読み聞かせの間は、子どもを膝に乗せてあげましょう。絵本の中で、電車の音が出てくるタイミングで膝を揺すり、「電車の揺れ」を再現してあげるといいですよ!上下にリズムよく揺らしたり、急ブレーキのときは少し前のめりになったりしながら、子どもの体に刺激を与えてあげるのがポイント。我が家の子どもたちは、最初、電車の絵本にあまり関心を示さなかったのですが、このやり方をするようになってからは膝の上で大喜びしています。近所の支援センターや園庭開放をしている幼稚園へ行ったとき、指導員さんや先生方に教えてもらった方法です。子どもの運動欲求を満たしてあげる方法なんだとか。始める時期は、腰がしっかり座ってからの方が、子どもの体への負担も心配がないと思います。

文/いけだひとみ

参考文献/「子どもはなぜ電車が好きなのか―鉄道好きの教育“鉄”学」

あなたにおすすめ

注目コラム