2~3才のイヤイヤ期を上手に乗り越える、まほうの合言葉「ほ」って何?

コラム
公開日:2017/06/12
2~3才のイヤイヤ期を上手に乗り越える、まほうの合言葉「ほ」って何?

1万5000人以上の読者を持つ“泣ける育児ブログ”「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」を運営するブロガーのLICOさんが提案するまほうの合言葉。前回の「ま」に続き、今回のテーマは“まほう”の「ほ」。「まほうの合言葉を実践してみたら、本当に嘘みたいに育児がラクになりました」とママたちの間でも大反響を呼んでいます!

まほうの「ほ」=“誉める”

これもそのまーんまの意味なのですが、子どもが何かをやり遂げた時、頑張った時、それがどんなに小さなことでも私はとにかく! とにかく! 誉めてあげるようにしています。

なぜ誉めるのか。理由は単純明快です。私が誉められるのが好きだからです(笑)!!

そんな私は、「自分がされて嬉しいことを子どもにもしてあげよう」「子どもの立場で考えてみる」を基本方針として育児をしているので、とにかく、『誉めて、誉めて、誉めて、育てる』ことにしています。中には、「いや、自分は叱咤されたほうが伸びる!」という人もいるかもしれませんが、それはある程度年齢を重ねてからの話だと思います(そんな人だってずっと自分のやることすべて否定されて怒られていたら悲しくなるだろうし、なんだかやる気も起こらなくなりそうですが……)

私は断言できます!
「誉められてイヤな気持ちになる人はいない!」と(熱弁・笑)。

子どもがやり遂げたことを、手放しで喜んであげる!

幼い子どもにとって世界の中心……もしかしたら中心どころか子どものこころを占めているすべてはママですよね。せめて学校生活というママとは切り離された社会に放り出されるまでの、ママとの関係が密接な間くらいは、惜しみなく誉めて惜しみなく甘えさせてあげたいなぁと思ってます。もちろんその後も「誉める育児姿勢」は変えないつもりですが。

親から見て、たとえ子どもの取り組んだ結果が上手にできていなかったとしても、子どもの「自分でやり遂げた!!」という気持ちを私も手放しで一緒に喜んであげるようにしています。

この時、「違うよ、そうじゃないでしょう」「なんでそんなやり方するのよー」「もっとこうすればいいのに」というダメ出しは、口に出そうになってもぐっと我慢……。「後片付けが余計大変になった……」「全部やり直すのママなんだから、めんどくさいから、しないで欲しい……」の自分のこころの声も、聞こえないふり。

どんなに稚拙なお絵かきでも、どんなに下手なお手伝いでも、どんなに名前も知らないような雑草を両手いっぱい手渡されても、子どもがする行動の向こう側には必ず、「ママ、笑ってくれるかな。ママ、喜んでくれるかな(*^^*)」の気持ちがあるからです。

その子どもの、「ママに喜んでもらいたい」「ママに認めて欲しい」という純粋な欲求を、誉めることでいっぱいいっぱい満たしてあげたいと思っています。

「すごい!!」「上手!!」「さすが!!」「頑張ったね!!」「お利口だね!!」「偉いね!!」などの誉め言葉も、もちろんたくさんたくさん言ってあげるようにしていますが、私が思う子どもがこころから喜ぶ誉め言葉は、「ありがとう」「ママ嬉しい」「◯◯してくれてママ助かったよー!」という、ママの気持ちを添えたもの。

だって子どもはママがどう思ったか、ママが笑ってくれるかが一番気になる生き物だと思うから。

1人で積み木をしていても、塗り絵をしていても、すべり台をしていても、子どもって必ず「ママ、見て!!」って言いませんか?この時に思う存分ママの意識を自分に傾けさせることができ、ママに自分という存在をちゃんと見てもらえているという実感や自信をつけることができて、こころの土台がしっかり作られていれば、誉められることでどんどん自分に自信をつけ、そんな自分のことが好きになり、いろんなことを頑張ったり挑戦したりするようになるのだと思います。

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イヤイヤや癇癪も「ママ、私を見て」のサイン

でも、もしもこの時ママから思うような反応が得られなかったり、ママの意識を自分に向けることができていないと感じてしまったら……。子どもは 、どうすると思いますか?

幼い子どもは、ママの意識を自分に傾けさせることができているか、ママに自分という存在をちゃんと見てもらえているか、それが生きる目的と言っても過言ではない生き物だと思います。なのでその目的をとにかく達成するために、ママから思うような反応が得られなかったり、ママの意識を自分に向けることができていないと感じた時、子どもはママが怒ることをわざとするようになると、私は思っています。

理由は簡単です。ママの気を引きたい、ママに自分を見て欲しいという欲求をどうにかして満たすためです。ママに怒られることもわかっています。ママを困らせることもわかっています。こんなことをしてもママが笑ってくれない、ということもわかっています。それでも。ママの気を引きたいんです。ママに自分を見ていて欲しいんです。子どもにとってママの存在って、それだけとってもとっても大切で大きいものなのだと、ママちゃんは痛感しています。

そして子どもの困った行動でよく挙げられる「赤ちゃん返り」や「手に負えないイヤイヤ期」「癇癪」も、この、「ママ、お願い。私を見て」の気持ちが原因となった子どもからのサインの一つではないでしょうか。

このサインを、「今はこういう時期だから仕方ない」「落ち着くのを待つしかない」「放っておけばいつか収まるだろう」「この子はこういう子だから放っておこう」と見落としてしまっているママさん、多いのではないかなぁと思うことも……。

ちなみに、子どもが「ママが自分を見てくれていないんじゃないか」と感じる理由はいろいろあると思います。ママが仕事で忙しい、ママが他のきょうだいばかり構う、ママが自分の話をちゃんと聞いてくれない、ママが自分のしたことを見てくれない、ママが誉めてくれない、ママが笑ってくれない、などなど……。

子どものこの言い表せない不安を取り除く方法は、ただ一つ。『大丈夫。ママ、あなたのことちゃんと見てるよ』 『あなたのこと大好きよ』と、声に出して伝え続けることです。子どもが満足するまで抱きしめてあげることです。

そしてぜひ、子どものしたこと、頑張ったこと、やり遂げたこと、それらをちゃんと見届けて誉めてあげてください。どんなに忙しくても一緒にいる時間に限りがあっても、毎日叱ってばかりでも、誉める時は全力で。誉める時は絶対、人って笑顔になりますよね。

そのママの笑顔とママがちゃんと自分を見てくれているという自信があれば、子どものこころはおだやかに優しくまあるくなって、自分のことを大切に思える自己肯定感の、土台となっていくのだと思います。

ママが自分を見てくれているかどうかは、子どもにとって死活問題?

ところで、子どもにとってママの意識を自分に向けることって、どうしてそんなに大切なことなのでしょうね。

私達人間は守られた環境の中で生活しているので、外敵に襲われたり飢えて死んでしまったりなんてことは日常生活でそうそう起こることではないと思います(もちろん悲しいけれど例外はありますが)。

でも、もしこれが自然界の生き物だったら?

子どもはママに守ってもらわなければ、外敵に襲われて死んでしまうかもしれません。ママに餌を運んでもらわなければ、飢えて死んでしまうかもしれません。他のきょうだいよりもたくさん餌をもらわなければ。置いてけぼりにされないようにしなければ。

ママに自分の存在を認めてもらうこと、ママの意識を自分に向けさせること、それは、子どもの生きるための本能なんです。だから、ママに自分を見ていて欲しいと願うことはとても自然で、子どもが持つ当たり前の欲求だと私は思っています。

子どもにとってママの意識が自分に向いてるかどうかは、生きるか死ぬかの死活問題。子どもにとっての最重要事項。

だからママの気持ちを自分に向けさせるために、子どもは今日も全身を使って、一生懸命「ママ、私はここにいるよ」「ママ、私を愛してね」と伝えているのではないでしょうか。

イラスト/にしださとこ

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出典 :しつけの不安と気がかりオール解消バイブル※情報は掲載時のものです

Profile
LICO さん
京都在住。6才の娘(ゆうちゃん)、4才(おーちゃん)、2才(トウくん)2人の息子を育てながら、日々の出来事、独自の育児法などを中心にしたブログが話題に。等身大の育児観は圧倒的な共感を呼び続けている。ママ雑誌『Como』で好評連載中。オフィシャルブログは『子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法』
子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法

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