3才がカギ! 将来、自立した大人になるために大切な “お手伝い”のコツ

 専門家監修
公開日:2017/06/08
更新日:2017/06/26
3才がカギ! 将来、自立した大人になるために大切な “お手伝い”のコツ
監修
竹内エリカ先生
日本キッズコーチング協会理事長

家庭で行うお手伝いには将来、人の役に立つ仕事を率先して行うような貢献心を育てる要素がつまっています。とはいえ「子どもに手伝ってもらうより自分でやった方が早い…」「手伝ってとお願いしてみてもなかなか進んでやってくれない…」というママの声も聞こえてきます。そんなママたちへ、お手伝いのちょっとしたコツを日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカ先生がお答えします!

子どもの自己肯定感を高めるお手伝いは、3才と3年生がカギ

お手伝いは、子どもにとって初めての仕事です。お手伝いを喜んでするのは、3才と3年生の自立の時期。お母さんは面倒でも子どもがお手伝いできるように、小さい頃からしつけておきましょう。

●3才には…

3才は自分が何かをしたことで、貢献心が最初に芽生える時期です。この貢献する喜びは、人が本能的に持っていると言われ、キッズコーチングでは〝エフェクタンス〞と言われています。この時期に貢献の喜びを知ると、やがて人のために働きたいと思える子になります。お手伝いをさせないのは、人の役に立つ喜びを学ぶチャンスをのがしてしまうことなのです。

3才だと料理もやりたがるし、洗濯物もたたみたがる。掃除機もかけたがるでしょう。まだまだ子どものやることは中途半端。お母さんは二度手間になるかもしれませんが、やりたがることをやらせてあげましょう。

●3年生には…

3年生におすすめなのは、ごはん炊きとおふろを沸かすこと。お手伝いというのは、責任が伴わないと意味がありません。ごはんが炊けていないと、食事のときにごはんが食べられない。おふろに入ろうと思ってお湯が入っていなければ、おふろに入れない。それができていなかったら、子ども自身が「しまった、僕がやっていなかったからだ」と感じるのです。

お母さんが働いてクタクタになりながら帰ったときに……、「ごはんを炊いておいたよ」とか「おふろ沸かしておいたよ」なんて言われたら、うれしくて涙が出そうですよね。子どもの面倒を見てあげるのが親の愛情と思いがちですが、ほんとうは逆。子ども自身が「ありがとう」と言われる経験のほうが重要なのです。「ありがとう」と言われることで、自分は人の役に立てるんだと感じ、自己肯定感が高まるからです。

お母さんは、とにかく子どもにお手伝いをさせて「ありがとう」と感謝しましょう。そうすると、将来、人の役に立てる仕事を喜んでするようになるでしょう。

得意分野をいかそう!タイプ別のお手伝い 

お手伝いは、その子のタイプに合わせてやってもらうと、より得意分野がいかせて、仕事としてのクオリティも上がります。

●わんぱくタイプ

得意なお手伝い/片づけ、庭の草むしり

こまかいことができないわんぱくタイプは、すみずみまで拭くとか、すきまのホコリをとるといった掃除は苦手。ただし、見た目にこだわるタイプだから片づけは得意です。

●おっとりタイプ

得意なお手伝い/トイレ掃除

こまかい作業が得意なのでトイレ掃除を頼むと「ピカピカになったよ」なんて、ほんとうに便器をピカピカに磨いてくれます。一つのことに熱中するタイプですね。

●こだわりタイプ

得意なお手伝い/お手伝い全般

こだわりタイプの男の子は、責任を与えるとすごく伸びるので、お手伝い自体が得意分野です。「これをやっておいて」「あなた、じょうずだから」と言われると、自己肯定感が刺激されて、お母さんが驚くほどの働き者になります。ただ、ひねくれ者の一面を持ち合わせているので、頼むと最初は「えーっ」と言いますが、頼られるのは好きなので、なんだかんだ言いながらもやってくれます。人の役に立つと心が安定するタイプなので、なんでも積極的にやらせるといいでしょう。

●ひかえめタイプ

得意なお手伝い/料理

ひかえめタイプは、お母さんがその子にできることを見つけてあげるとよいでしょう。やさしい心の持ち主なので、お母さんが「ありがとう」「うれしいわ」と言うと、なんでもやってくれます。感性が豊かで、お母さんを喜ばせたいという気持ちがいつもあるので、お料理をしたり、お花を飾ったり、お茶を入れてくれたり……、肩もみなんかもしてくれそうですね。

●しっかりタイプ

得意なお手伝い/本棚の整理

しっかりタイプは「食器棚や本棚を整理して」と頼むと、本や食器を高さや大きさ別にていねいに並べてくれます。時間はかかりますが「ここをキレイにしておいて」というと、気持ちよくキレイにしてくれます。

イラスト/すぎうらゆう

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出典 :しつけの不安と気がかりオール解消バイブル※情報は掲載時のものです

監修
竹内エリカ先生
日本キッズコーチング協会理事長
幼児教育者。20年にわたって、子どもの心理、教育、育成について研究し、子どもから大学生まで約1万2000人を指導してきた。『男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』など著書多数。16才と12才の男子の母。

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