3〜5才に食べることへの関心や意欲を育てるためにしておきたい4つのこと

 専門家監修
公開日:2017/04/30
3〜5才に食べることへの関心や意欲を育てるためにしておきたい4つのこと
監修
牧野直子(まきのなおこ)
管理栄養士。料理研究家。ダイエットコーディネーター。

3才くらいからは、自分の意思をはっきりと表現できるようになってきます。記憶力も発達し、体験を通しての「好き嫌い」もふえてくるころ。また手先の動きも器用になり、ひとりでじょうずに食べられるように。食べることへの関心や意欲を育てるために、この時期に大切なことを管理栄養士の牧野先生にうかがいました。

ひとりで食べられ、4才ごろからはお箸も使えるように

ことばでコミュニケーションがとれるようになり、記憶力も発達するので「これを食べたら遊ぼうね」といった条件づけも理解できるようになります。個人差はありますが、4才くらいからはお箸も使えるように。食事の時間と遊びの時間の区切りをはっきりさせ、大人といっしょに食事をすることで食事のマナーも自然に身につけていきます。またお手伝いを通して食の楽しさを伝えるのもよい時期です。

【3才〜5才ごろの特徴】

●少し高いところから飛び降りる、走るなど活発に動きます。

●調理や買い物のお手伝いができます。

●大人とことばでコミュニケーションがとれるようになります。

●4才~5才ごろからはお箸も使えるようになります。


食べることへの関心や意欲を育てる4つのこと

活発に動くこの時期は1日に必要なエネルギーや栄養素の量もふえてきます。いろいろな食体験をさせることで好き嫌いが少なくなることも。食べることへの関心や意欲を育てるために大切なこと4つをまとめました。

1 食事とおやつの時間を決め栄養バランスよく

活発に動けるようになり、それにともなって1日に必要なエネルギーや栄養素の量もふえてきます。1回の食事で食べられる量はまだ少ないので、1日3回とおやつをしっかり食べさせると、必要なエネルギーや栄養がとりやすくなります。
ただし、おやつは、甘いお菓子などを食べすぎて食事がとれなくならないよう、時間と食べさせるもの、量をきちんと決めて守ることが大切。ほとんど大人と同じものが食べられますが、これまでと同様に薄味を心がけて。主食、主菜、副菜のそろった栄養バランスのよい献立を基本にしましょう。

2 食事のマナーは大人がお手本に

「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつに加えて、食卓での姿勢、食べながらしゃべらない、食事中に立ち歩かないなど食事に関するマナーも少しずつ教えていきます。大人のやっていることをまねしたい年ごろなので、まずは大人がお手本を見せると効果的です。
指先を器用に使えるようになりますから、子どもがお箸に興味を示したら、お箸を持たせましょう。

3 家族そろって食べる楽しさが最高の栄養

「孤食の時代」といわれますが、「おいしいね」と共感する相手がいなければ、新しい味を教えても、食事のマナーを教えても意味がありません。家族で囲む食卓は自分の居場所を確認し、親に守られていることを確認する場所でもあります。そんな安心感があってこそ、子どもは積極的に外に出ていけるようになるのです。加えて調理や買い物のお手伝いをさせると、食べることへの意欲や興味が育まれます。

4 新しい料理や苦手な食材にも挑戦

ことばでコミュニケーションがとれるようになり、記憶力も発達してきます。「これを食べたら遊ぼうね」という条件づけも理解できるようになります。また「新しいものに挑戦してみよう」「もうちょっとがんばって食べてみよう」といった自立心も芽生えてきます。そんな子どもの成長しようとする気持ちをくんで、新しい料理を出したり、ときには少し苦手な食材でも料理に加えたりしてみましょう。いろいろな食体験をさせ、食べられたらほめると、次への意欲へとつながります。

監修
牧野直子(まきのなおこ)
管理栄養士。料理研究家。ダイエットコーディネーター。
乳幼児健診などで食生活についてのアドバイスを行う。多くの乳幼児とその家族に接した経験とご自身の子育て経験とにもとづいて考案された、家庭で作りやすいレシピ、的確なアドバイスが好評。料理教室やテレビの料理番組などでも幅広く活躍している。「スタジオ食」代表。

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