『伝え方が9割』の著者が教える ママのお願いを叶えるための伝え方

コラム
公開日:2017/04/22
『伝え方が9割』の著者が教える ママのお願いを叶えるための伝え方

今やヒットコピーを連発する、コピーライターの佐々木圭一さん。でも広告代理店に入社した当時は、 “伝える”ことがとても苦手だったとか。ある時、伝え方には技術があることを発見! それからは、人間関係も仕事もガラリと変わったそうです。その技術を本にした『伝え方が9割』はシリーズ103万部の大ヒット中! ビジネス書として人気ですが、実は子育て中のママも必読なんです。なぜかというと、家事や育児に協力的でない夫から思い通りの返事を引き出せたり、イヤイヤ期のキッズを素直にさせることもできるから! 佐々木さんに、うまく伝えるための考え方や方法を教えていただきました。

伝え方を変えるだけで結果が思い通りになる⁉

「伝え方の技術」はひと言でいうと、童話の「太陽と北風」です。北風と太陽とが、どっちが旅人のコートを脱がせられるか、という勝負をしました。北風は、強風を送ることでコートを無理やりふきとばそうとしました。でも、吹けば吹くほど、旅人はコートをギュッと握りしめて、ふき飛ばすことができませんでした。それに対して太陽は、ポカポカ陽気を送り込みました。すると、旅人は、自らコートを脱いだのです。伝え方もこれと一緒で、「無理に押し付けるのではなく、相手が自分からやりたくなるように伝える」ことがポイントです。

伝え方の技術は、もちろんビジネスでも使えますが、実は家庭でもとても有効なのです。私自身も結婚して家庭を持ち、ふたりの娘のパパになった今、改めてその重要性を実感しています。どのように伝えたらわかってもらえるか、相手のことを考えて話すわけですから、家庭内がギスギスした雰囲気になることは格段に減ります。

自分の希望通りに動いてくれる魔法の言葉とは‥‥

簡単に使えて、しかも効果絶大な「伝え方の技術」のひとつに「感謝」があります。お願いをするときに、「ありがとう」を同時に伝えるだけです。簡単ですよね? ポイントは相手の返事を待たずに先に「ありがとう」と言ってしまうことです。人は感謝されると、相手のお願いを拒否しにくいのです。

あるときから、コンビニのトイレに書かれているお願いのコトバが変わりました。以前は「トイレはきれいにご使用ください」と書かれていましたが、今は「トイレをきれいに使っていただき、ありがとうございます」という感謝の言葉つきになりました。トイレを使う前から、感謝されているわけです。すると実際、きれいに使ってくれる人がふえているので、今ではどこのコンビニでも感謝の入った張り紙になっているのだと思います。

「感謝」の技術は、夫や子どもにも使えます。例えば、朝は家事や子どものお世話でママは大忙しですよね。のんびりテレビを見ている夫に「ゴミ捨ててきて!」と言うと、「いやだよ、おまえが捨てに行けよ」となってしまうかもしれません。そこで、「パパ、ゴミ捨てお願い。いつもありがとう!」と言ってお願いしてみてください。OKしてもらえる可能性がアップします。

私自身も、「ありがとう」を多く言っているときは、家族の関係が良好で、関係がギクシャクしている時は、「ありがとう」が少なくなっている時だったりします。気心の知れた間柄だと、人はつい自分本意で話してしまいがちです。家庭でこそ、「感謝」を意識して使って欲しいですね。それだけで、家族みんながおだやかに過ごせるはずです。

【伝え方のおさらい「感謝」の技術】

× 「ゴミ捨ててきて!」

◯ 「ゴミ捨てお願い。いつもありがとう!」

→人は感謝されると、そのお願いを断りにくくなる

佐々木圭一
コピーライター。作詞家。上智大学非常勤講師。博報堂を経て株式会社ウゴカス設立。日本人初の米国の広告賞One show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードでシルバー賞ほか計5つを獲得など、受賞歴多数。
★映像版伝え方講座も開講中★https://www.ugokasu.co.jp/school/
「言い方間違えた!」という経験ありませんか?たったひと言で、相手の反応は変わります。伝え方は、「センス」ではなく「技術」です。誰であっても学ぶことができるのです。そんな、伝え方の技術を身につける講座です!

出典 :伝え方が9割※情報は掲載時のものです

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