おなかの大きい妊婦さんが苦手なすわる動作、どうしたらもっとラクになる?

 専門家監修
公開日:2017/03/29
おなかの大きい妊婦さんが苦手なすわる動作、どうしたらもっとラクになる?
監修
きくちさかえさん
出産育児環境研究会代表

おなかが大きくなってくると、すわるという動作さえも簡単ではなくなってしまいますよね。すわるまでに時間がかかったり、長時間すわっていると腰が痛くなったり……。イスや床にすわるときの動作をラクにする妊婦さんの動きの基本を専門家に教えてもらいました。スムーズな動き方をマスターして、体への負担を軽減させましょう。

同じ姿勢を長時間続けないようにときどきすわり方をかえて

床やイスにすわるなど長時間続く動作は、ときどき姿勢を変えるように意識してみて。体を伸ばす、反対側を向く、丸めていた体をそらす、立ち上がるなど、姿勢を変えて休憩をとることをすすめます。腰痛のある人は骨盤ベルトなどを使うのもいいですね。

イスのすわり方

背もたれの奥までしっかり腰をつけて!

前かがみにならないように注意し、腰を真っすぐ落とすようにしてすわっていきます。背もたれに腰をつけるように深くすわると、腰痛予防に◎。ラクになるなら、補助グッズも使って。

角度がゆるやかなイスは背もたれに寄りかかると苦しい人も。仙骨と骨盤の中央にある骨を真っすぐ立てるような気持ですわります。

ストレッチはこまめに

同じ姿勢を長い時間続けないよう、こまめにストレッチ! ときどきイスから立ち上がるように意識するのも◎。背筋を丸めたりそらしたり、筋肉をほぐして。

床にすわるとき

1.テーブルなどにつかまり、ひざをゆっくり曲げる

床にすわるときは最初に台になるものに体重をかけ、ひざを曲げてから腰を下ろします。背筋を伸ばし、おなかを圧迫しないように気をつけて。

2.床にひざを順につけ、立てひざの姿勢に

両ひざをつき、立てひざになったら、一息つきます。すわる向きをかえたいときは、この姿勢のときにひざを使い、体を回転させましょう。

3.そのままゆっくり腰をおろして正座する

立てひざの姿勢から、そのまま足の甲を床につけ、ゆっくり腰をおろします。正座がつらい人は、両足を少し開きぎみにするとラク。

床でのすわり方

背すじを伸ばし、両手はしっかり床に

両手をしっかり床につけ、骨盤に負担がかからないよう、背すじをしっかり伸ばすのがコツ。体の重みでおしりが痛くなったり、姿勢がつらくなったら、壁やクッションを使って体を支えて。

【ラクになるヒント】あたためるだけでも腰痛のつらさはやわらぎます

妊娠中の腰痛は、単純に冷えからきていることもあります。痛む場所や仙骨を湯たんぽなどであたためるだけでも、血行がよくなって、痛みが軽くなることがあります。

先輩ママはこうしてました!

●臨月に入ってみるみるおなかが大きくなり、腰に負担が。妊娠中も使える腰痛ベルトを使ってからはウソのように腰痛が減りました。(Aさん)
●床にすわったり、寝たり、起きたりが本当に大変だったので、ソファが居場所の中心に。すわったり、寝たりがラクになりました。(Yさん)

出典 :Pre-mo(プレモ) 2017年春号※情報は掲載時のものです

監修
きくちさかえさん
出産育児環境研究会代表
世界の出産を取材し、出産・育児に関する研究を続ける。大学講師、写真家、ヨガ指導者、クリエーターとしても活動している。著書「DVDbook みんなのお産」、「マタニティ・ヨーガ」現代書館ほか。

あなたにおすすめ

注目コラム