早寝早起き、身じたく、忘れ物… 新一年生の生活習慣はママがこう作る!

 専門家監修
公開日:2017/03/26
早寝早起き、身じたく、忘れ物… 新一年生の生活習慣はママがこう作る!
監修
増田修治先生
白梅学園大学こども学部こども学科教授

朝、ちゃんと起きられる? 忘れ物は大丈夫?……少し前まで、幼稚園や保育園に通っていたわが子はまだまだ“赤ちゃん”なつもりだったのに、本当に小学一年生としてやっていけるのか心配!!というママも多いのではないでしょうか。家庭での生活習慣の作り方を教育の専門家・増田先生に教えていただきました。

早起きも身じたくも「少しずつ」レッスン!

新しいことを覚えるときは、子どものペースを尊重し、スモールステップで

入学時期が迫るにつれ、どの親御さんも「1年生になるんだから、自分でできるようにさせなくちゃ」とあせるようですが、これはNG。お母さんまかせだった準備が急にできるはずはありませんし、それまで培った体内時計をもとに活動していますから、いくらせかしても、そうそう早く起きられないものです。1年生になったとたんにいきなりつき離されて遅刻や忘れ物で失敗体験をすると、学校が楽しくなくなる原因に。「自分でしっかりやってほしい」と思うことは、今の時期からお母さんと二人三脚で練習し、少しずつ手放していくようにすることが大切です。例えば明日の準備なら、左のような3つのスモールステップで。子どものゆったりしたペースを尊重してとり組めば、基本的な生活習慣はしっかりと定着していきます。

うちの子ペースで一歩ずつ!

「明日の準備」のステップアップ例

ステップ1 
子どもと一緒に準備&確認をしながら、ママがそろえてあげる。

 ↓

ステップ2 
ママは手を出さずに、子どもを見守り、間違えたり、わからなかった部分をサポート。

 ↓

ステップ3
子どもに準備をすべてまかせ、ママは忘れ物がないかを点検。

完了!

こんなとき、どうする?

生活習慣のリアル不安Q&A

Q 食が細く、給食がちゃんと食べられるか心配です。残すと先生にしかられると聞きましたが……(年長女児ママ)

A 「食べられる分だけよそってもらうお願い」ができるように、家庭の食事で練習を

食べ残したことを過度に怒られたり、罰を受けるようなことはありません。でも、食が細い、食べるのが遅いなどの理由で時間内に食べ切れない心配がある場合には、「自分が食べられると思う量」を給食当番に伝えられるよう、ご家庭の食事で練習しておくことをおすすめします。同時に、先生にも食事面の心配を連絡帳で伝えておくと安心です。

Q 息子は朝に弱く、起こしても必ず二度寝。登校班の集合に遅れないよう起きられるか不安です(年長男児のママ)

A 大変でも、「早寝・早起き・朝ごはん」の生活パターンをつくるのは今です

「早寝・早起き・朝ごはん」は、小学校の子どもを支える土台です。忙しい朝に子どものしたく時間が早まるのは大変だと思いますが、今から少しずつ練習していくしかありません。まずは早起き。これができるようになれば夜も早く眠れるようになります。また、コミュニケーションタイムを朝にするなど、親子共通の早起きの楽しみをつくるのもおすすめです。

Q 小学校のトイレは和式があると聞きました。息子は和式トイレを使ったことがないのですが……(年長男児のママ)

A 学校公開の日などを活用して、練習しておくと安心です

今は、女の子でも和式トイレでしゃがんで用をたすことに慣れていない子がほとんど。和式トイレを見つけるのはなかなか難しいですが、入学前診断や運動会参加、学校公開などの機会を利用して、1〜2回でも“またいで用を足す”経験をしておくのがベターです。

Q マイペースで、朝のしたくに2時間近くかかります。出発の時間が迫っていると教えても、急ぐ気配がありません(年長男児のママ)

A するべきことの指示を、一つずつ順番に伝えて

マイペースなのは悪いことではありませんが、登校班になると集合時間が心配ですね。もしかしたら、先の見通しが立たずに行動できていないのかもしれません。「指示を一つずつ順に出し、できたらほめて次の指示を出すを繰り返してみましょう。準備リストを紙に書くのもおすすめ。目で見て確認しながら自分でしたくがしやすくなります。

【教えて!先輩ママ】

どうやって自分でできるようにしたの?

“投資”のつもりで、入学前にたっぷり時間と手間をかけました

子どもたちは料理のお手伝いが大好き。野菜を切ったり、料理をお皿に盛りつけたり、もちろん私がやったほうが早いのですが、ここはじっとがまん。実は、子育てのどんな場面でも、このスタンスは同じです。“将来への投資”と割り切って時間と手間をかけ、子どもが自分でできるようにすることは、親子両方のメリットにつながると思っています(3児のママ)。

監修
増田修治先生
白梅学園大学こども学部こども学科教授
埼玉大学教育学部卒業後、小学校で28年間教鞭をとったのちに現職に。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「あさイチ」(NHK)などの情報番組、コメンテーターとしても活躍。具体的でわかりやすいアドバイスに定評がある。

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