新一年生になる親子が友だちづくりのためにすべき準備

 専門家監修
公開日:2017/03/27
新一年生になる親子が友だちづくりのためにすべき準備
監修
増田修治先生
白梅学園大学こども学部こども学科教授

入学すると今までの幼稚園や保育園の仲間とは違う新しいお友だちができるチャンス。反面、なかなか仲よしの子をつくれなかったり、お友だちトラブルがおきてしまう可能性もありえます。わが子がお友だちと楽しい小学校生活を送るために、家庭で親子でできる準備があるのだそうです。教育の専門家・増田先生にお話を伺いました。

知らない子たちとお友だちになれる?

友だちと「つながる言葉」を教えよう!

人とつながりたいときの言葉、気持ちの表し方をていねいに教えてあげましょう。「ダメ」「バ〜カ」「あっち行って!」。これは、人と人とのつながりが切れる方向に働く言葉。最近の子どもたちの中に広がっている、「切る」表現です。新入学は、いろいろなお友だちとの出会いの場。みんなと仲よく楽しく毎日を過ごすためにも、ぜひ、この時期に相手を大事にする「つながる言葉」を教えてあげてください。お友だちの輪に入りたいときは「入れて!」「遊ぼ!」「一緒にやってもいい?」など。「いいよ」「どうぞ」「ありがとう」、これも人と人がつながるキーワードです。もし、機会があれば、公園や児童館など知らないお友だちがたくさんいる場所に行き、つながる言葉の練習をしてもいいですね。その際、お母さんはそっと見守って。「自分から声をかけて仲間に入れてもらえた」という成功体験が、子どもの積極性のカギになります。

こんなとき、どうする?

お友だち関係のリアル不安Q&A

子どもの性格をよくわかっているママだからこそ、新しい環境でのお友だち関係が心配になりますよね。実際によせられた新一年生ママたちの不安について、増田先生にお答えいただきました。

Q 内気なので新しい友だちになじむのに時間がかかりそう。ひとりぼっちで過ごしていたらどうしよう…(年長女児のママ)

A 最初はひとりでも、きっとお友だちのほうから近づいてきます
入学直後の子どもたちは、「初めて見るお友だち」に興味津々。最初はひとりでいても、きっと話しかけられると思います。また、休み時間にひとりで遊んでいたとしても、その遊びが楽しそうなら、周囲の子は必ず遊びに加わってきます。学校側も、同じ園の子がかたまらないように配慮したり、頻繁に席がえをして仲よくするきっかけづくりをしてくれますから、安心してください。

Q 同じ園から入学するお友だちがいません。気の合うお友だちができるか心配です(年長女児のママ)

A 大丈夫。子どもの柔軟性を信頼してください
子どもの心は、常に未来に向かっています。好奇心も旺盛ですから、園時代のお友だちの有無は関係なく、すぐに新しいともだちに関心が向いて気の合う仲間を見つけるものです。実際、学年が変わってクラスがえすると、昔のクラスのお友だち関係を引きずることなく、新しいクラスの子とどんどん仲よくなっていきます。子どもの柔軟性を信頼して大丈夫ですよ。

Q さっぱりした性格で、男の子と遊ぶほうが楽しいよう。女の子特有のグループ行動に合わせられるでしょうか?(年長男児のママ)

A その子らしく元気よく過ごしていれば、うまくやっていけるはずです。
男の子兄弟のいる女の子が戦いごっこが好きだったり、姉妹にはさまれた男の子がおままごとが好きということは、よくあります。そして、この子どもの好みは、成長するにつれてどんどん変わります。今は、お子さんが自分らしくのびのび過ごすことがいちばん大切。入学後は、男の子、女の子、どちらともうまくやっていけると思いますよ。

出典:Como(コモ) ※情報は掲載時のものです

監修
増田修治先生
白梅学園大学こども学部こども学科教授
埼玉大学教育学部卒業後、小学校で28年間教鞭をとったのちに現職に。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「あさイチ」(NHK)などの情報番組、コメンテーターとしても活躍。具体的でわかりやすいアドバイスに定評がある。

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