子育て中のママにやさしい賃貸物件かはココを見ればわかる!

コラム
公開日:2017/03/17
子育て中のママにやさしい賃貸物件かはココを見ればわかる!

転勤や卒園シーズンで、まわりのお友だちが引っ越していってしまう季節。今の住居が手狭になっていると感じているママは「わが家も引っ越した~い!」と思ってませんか? 不動産屋さんに行ってもたくさんの物件があって迷うばかり……。実は、そんな物件選びに悩むママたちのために、公の機関が子育て世帯向けの優良物件を認定している制度があるんです。それを目安に物件探しをすれば、家事や育児の作業動線がスムーズになって、毎日の育児が楽しくラクなくらしができちゃうかも♪ 意外と知られていないこの便利な認定制度ってどんなものなのでしょうか? 

子育て支援住宅認定制度って?

子育て支援住宅認定制度は、住む人の安全性や家事のしやすさや子育てのしやすさなどについて考え抜かれた住宅で、さらに、子育てを支援する施設やサービスの提供など、子育てしやすい環境づくりのための取り組みを行っている優良な住宅を自治体が認定する制度のこと。つまり、子育てをするのに環境がいい場所に建っていて、家事や子育てがしやすい間取り・設備を取り入れている安全で“いい感じ”の物件を、借りる人の代わりに公の機関が審査してくれるってこと。東京都をはじめとした都道府県の認定制度もあれば、市区町村による認定制度もあります。分譲集合住宅・賃貸集合住宅のどちらも対象になる制度ですが、現時点では賃貸集合住宅のほうが認定件数が多いようです。 [ページ区切り]

子育て世帯にやさしいってどんな基準で選んでるの?

育児誌『Baby-mo』読者のママたちからよく聞く住宅ついての悩みは「赤ちゃんがはいはいや歩けるようになるとベビーゲートや引き出しにストッパーを設置しなくてはいけなくなって大変」「子ども向けのテレビや音楽に合わせてピョンピョン飛び跳ねるので、振動や音が階下に響いていないか心配」「公園や子育てひろばまで遠いので、なかなか同月齢のお友だちと遊ぶ機会をつくってあげられないのが残念」「キッチンにいるとベビーが遊んでいる様子が見渡せないので家事がはかどらない」「おもちゃを片づけても片づけて散らかる。もっと収納スペースがほしい!」などなど、あげだしたらキリがありません。 まだ騒音などについて、ママがいくら言ってもわからない月齢だとなるべく叱らなくていい住環境を用意してあげたいですよね。けれど、なかなかそうもできないのが悩みだという声もよく聞きます。防音対策や事故防止の設備を採用した住宅であれば、たびに「静かに遊ぼうね」などと注意しなくても、子どもを自由に楽しく室内遊びさせてあげることができるかもしれません。あとは最低限、ママがベビーの様子に目を配っておけばよさそうです。子育て中はおうちにいる時間も長くなるので、ママも赤ちゃんも快適に過ごせるように住宅のストレスはなるべく少なくしたいもの。それでは、子育て支援住宅はどんな住まいなのか認定基準についてみてみましょう(東京都の場合)。
【認定を受けるために必要な立地条件】 ・子育てひろばや子どもが遊べる施設などが近くにある ・保育所、小学校、学童クラブなどの施設が近くにある ・医療施設が近くにある ・商業施設や子連れで気軽に利用できる飲食施設などが近くにある ・自治会などによる防犯、防災活動などが行われている地域
【認定を受けるために必要な安全対策】 ・段差解消、転落防止・落下物による危険防止、シックハウス対策 ・通風、採光確保、防犯対策、防音性の確保 ・共有部分の転落防止・落下物による危険防止、転倒防止 これらは新築集合住宅の認定基準の一例で、これら以外にも62項目もの基準が設けられていて、いくつ基準適合すればいいのかなどが厳しく決められています。 物件探しをするときに、気になる物件を自分でひとつひとつ基準と照らし合わせて調べるのは大変ですが、認定マークのついた物件であれば、すでに安全基準などがクリアになっているので安心ですね。

広いキッズルームが共有施設としてあると、雨の日も赤ちゃんが退屈することなくすごせそう(写真/ネウボーノ菊川)
大型分譲マンションなどではよく見るパーティールームも、賃貸の子育て支援住宅なら完備していることも(写真/ネウボーノ菊川)
賃貸の子育て支援住宅には、敷地内に庭や子どもが遊べる砂場などがある場合もあって便利(写真/ネウボーノ菊川)
【新築の場合の主な整備基準】 玄関にベビーカーを置ける専用スペースが確保されていたり、チャイルドロックや指はさみ防止ドアになっている安全対策など、ママと赤ちゃんのことを考えた設計ばかり! リビングの床やサッシ窓には防音対策がされているので、赤ちゃんが元気にお部屋遊びをしても「ほら、 静かにしようね!」と必要以上に怒る必要はなさそうです。お風呂は赤ちゃんが滑りにくい床材が使用されていて、もしも赤ちゃんがひとりでお風呂場に入ってしまっても自分でカギをかけて閉じ込められることがないドアが採用されています。トイレも広めに基準設定されているので、トイレトレーニングでママが子どもと一緒にと入ってもギューギューになってしまい、サポートしづらいということもないゆったり設計。どれも子育て世代にはうれしいものばかりです。物件探しをするときは、この認定マークのことを思い出すとステキなお部屋に手早く出会えるかもしれませんね。また、近くに子育て支援住宅に認定された物件がない人も、上記の基準や安全対策を自分の家の事故予防の目安にしたり、家を新築するときの子育て世帯向けの安全対策の参考にするのもいいかもしれません。
出典:東京都都市整備局ホームページ 写真協力:ネウボーノ菊川

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