教えて、園長先生! 春から入園するうちの子が幼稚園になじめるか心配…

 専門家監修
公開日:2017/02/09
更新日:2017/02/12
教えて、園長先生! 春から入園するうちの子が幼稚園になじめるか心配…
監修
宮里暁美先生
国立大学法人お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所教授・文京区立お茶の水女子大学こども園園長

ママと離れて、春から幼稚園や保育園へ入園。子どももママも不安がいっぱいのはずです。今までのくらしと変化する春からの通園生活について、ママが不安に思っていることをお茶の水女子大学人間発達教育科学研究所教授・宮里暁美先生にアドバイスしていただきました。参考になる先輩ママたちの体験談つきです!

Q 私と離れたことが一度もありません。「幼稚園は楽しいところだよ」と話していますが、登園を拒否されそうで心配です

(愛知県/ハッチーさん33才)

A 話しかけにプラスして、行動で新しい生活への期待をふくらませてみて

せっかくの入園前の時期ですから、園の準備をお子さんと一緒にしてみてはいかがでしょう? 持ち物に名前やマークをつけたり、園で使う道具を確認してみたり。「ママも幼稚園を楽しみにしている」と伝われば、お子さんの緊張感も自然にやわらぎ、準備に参加してくるかもしれません。そんなとき、「幼稚園には何があるんだろうねぇ?」「お砂場、大きいかな?」など、新しい生活への期待につながる会話ができるといいですね。お子さんだけでなくお母さんの不安も消え、楽しい気持ちがふくらんでくると思いますよ。

わが家はこうでした!体験談

『○○ちゃんはいいなぁ。ママもお歌を歌ったり、お外遊びしたいなぁ』と、幼稚園生活の楽しみを積極的に話しかけ。感化? されたようでスムーズに登園できました」(東京都/じゅんこママ4 1才、5才男の子)

Q 入園前から幼稚園をいやがる娘。登園時に私から離れずに大泣きしそうで心配です

(神奈川県/すももんがさん35才)

A 登園泣きは成長の証。泣きたいだけ泣くことが必要ですから、あとは安心して先生にまかせて

子どもは不安な気持ちを、泣くという行為で素直に表現します。ですから、登園時に泣くのは決して悪いことではありません。お母さんも、「泣いていやがっているのに置き去りにするようで…」と自分を責めず、門や園バスからは安心して先生にまかせて大丈夫です。子どもは泣きたいだけ泣くと、ちょうどいいときに必ず泣きやみます。また、「いつ、おさまるの?」に気をとられていると、子どもに伝わり、かえって長引くことも。「ドキドキしちゃうよね。あ、先生が手を振ってるよ」など、共感しつつ安心できる言葉かけをしてあげてください。

わが家はこうでした!体験談

娘の泣き声が聞こえるバスを、後ろ髪を引かれる思いで見送った初登園時。不安いっぱいのお迎えのとき、先生に「早めに泣きやんでましたよ」と聞いてホッとしました。(兵庫県/小田保美さん41才、8才&3才女の子)

p91-2

Q もし、迎えに行ったときに笑顔で帰ってこなかったら、と心配でたまりません

(埼玉県/中村英理子さん31才)

A その場の表情を深追いしなくて大丈夫。「きっと、いい経験をしている」と信じる気持ちも大切です

幼稚園や保育園で、一日をどう過ごしたかは、再会したときの子どもの言葉や表情だけではわからないもの。それまで笑っていた子が、お母さんの顔を見たとたん、安心して泣き出してしまうこともよくあります。心配なときは、その場で先生に確認を。「楽しそうに過ごしていましたよ」という返事なら、お子さんは充実した一日を過ごし、いろいろなことを吸収しているはず。どうぞ安心してください。お母さんと離れている時間は、お子さんにとって、意味のある時間になっているはずです。

わが家はこうでした!体験談

「お友だちができずひとりぼっちでいるのでは?」と、内気な娘が心配でたまりませんでしたが、先生に相談すると折にふれて状況を教えてくださり、安心して預けることができました。(東京都/高山希穂さん28才、7才男の子・4才女の子)

撮影/成神利美

出典 :Como(コモ) 2017年03月春夏号※情報は掲載時のものです

監修
宮里暁美先生
国立大学法人お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所教授・文京区立お茶の水女子大学こども園園長
お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所教授。30年以上、保育の現場に従事し、保育者養成にも携わる。著書に『子どもたちの四季』(主婦の友社)など。

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