奨学金なしで大学進学させるための教育費の貯めコツ3

 専門家監修
公開日:2017/01/30
更新日:2017/02/12
奨学金なしで大学進学させるための教育費の貯めコツ3
監修
畠中雅子先生
ファイナンシャルプランナー

赤ちゃん時代の今でも、すでに毎月習いごと代などがかかっている家計も多いようですが、子どもが大きくなればなるほど教育費はもっとかかるように! 塾や習いごと、参考書代などの毎月かかる教育費と大学入学のための教育費は別ものとして準備しておかなければいけません。「奨学金があるのでは」と安易に考えていると、社会人になる前から子どもに奨学金返済という“借金”を背負わせることになってしまいます。では、どのようにいくらくらい貯めていけばよいのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に貯め方をうかがいました。

学資保険+児童手当+貯金=500万円を目指しましょう

大学に必要なお金を貯める手段として、基本は学資保険。それに児童手当と先取り貯金で500万円を目指しましょう。こう考えるとそれほど無理なく用意できるはずなのに、実際に奨学金を借りている家庭が多いのは、小さいころに学資保険にも入らず、児童手当を習い事費にまわしているからではないでしょうか。気をつけたい点です。きょうだいがいる場合は、一人目で全力を出さず、下の子にも貯める余力を残すことが大切です。

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教育費の貯め方 3つの基本

1 児童手当に手をつけない(これで約200万円)

0才から15才までもらえる児童手当は、すべて手をつけずに残しておけば約200万円になります。このお金は大学入学時に支払う資金として確実に残しておきましょう。最近の学資保険は年金で支払われることが多いので、児童手当でまとめて貯めておくことは重要なのです。学資年金は子どもの誕生日により受取日が変わります。「18歳を迎えたあとに来る契約月日」になるので、入学金や初年度授業料の振込日に受取日が間に合わないことがあるからです。

1万5,000円×12カ月×2年=36万円
1万×12カ月×13年=156万円
→児童手当TOTAL 192万円

2 学資保険に加入する(これで200万円)

中学以降、貯金ペースが落ちても、必要なときに確実に受けとれる学資保険は心強い存在。最低でも200万円、できれば300万円は用意しておきたいところ。きょうだいがいる場合は、下の子ほど手厚くするのが原則です。なるべく早く払い終えると、あとあと楽になります。
【ニッセイ学資保険」の例】子ども0才、契約者男性30才の場合。こども祝金なし型(学資年金開始年齢:18才、保険料払込期間:学資年金開始時まで)。月払保険料1万2,620円。返戻率約110.0%

→学資保険金TOTAL 理想は300万円(200万円)

3 不足分は先取り貯蓄(これで100万円)

これは生活費から切り離し、別取りして貯めていきましょう。財形や銀行の積立定期預金のほか、個人向け国債も別取りできるというメリットがある点でおすすめ。普通預金とは抑止力が違います。とにかく先に取り分け、生活口座にお金を残さないこと。100万円を18年で貯めるなら、0才から始めれば1カ月5,000円でOK。

100万円÷18年=約5万6,000円
5万6,000円÷12カ月=約5,000円
→貯金TOTAL 100万円

貯め方のコツ3つすべてを実践すると、合計500万円の大学入学資金が確保できます。急に500万円を準備するのは大変でも、赤ちゃん時代からコツコツ始めれば家計の負担もさほど大きくなく続けられるのではないでしょうか。

マンガ・イラストレーター
フクチマミ
ルポマンガで人気。21才年上の夫と7才、4才の娘の4人家族。『マンガで読む 育児のお悩み解決BOOK』(主婦の友社)など著書多数。

監修
畠中雅子先生
ファイナンシャルプランナー
社会人の娘、大学生、高校生の息子の母。実体験に基づく的確なアドバイスに定評があり、多数のメディアで幅広く活躍している。

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