赤ちゃんが発熱! 体を冷やしたほうがいいとき・悪いとき 

コラム
公開日:2016/11/19
更新日:2016/12/07
赤ちゃんが発熱! 体を冷やしたほうがいいとき・悪いとき 

赤ちゃんが熱を出したとき、おでこや体に貼るひんやりするシートや枕は、使うべきタイミングとそうでないタイミングがあるそう! ホームケアの正しい方法を小児科のドクターに教えてもらいました。知っているようで、意外と知らないケアポイントを、風邪シーズン到来前におさらいしておきましょう。

赤ちゃんの全身状態と水分補給が重要!

赤ちゃんの平熱は36・5~37・5度と、大人よりもちょっと高め。熱が出たときにまず確認したいのは、赤ちゃんの全身状態です。たとえ高熱でも、機嫌がよく、水分もとれているようなら、診療時間内に病院を受診すれば大丈夫。
一方、ぐったりとして反応が鈍い、呼吸が苦しそう、顔色が悪い、水分を受けつけないという場合は、熱の高さにかかわらず、すぐに病院へ。

受診の目安

・3カ月以内の赤ちゃんの発熱

・食欲がなくぐったりしている

・水分を受けつけない

・3日以上、熱が続く など

熱のホームケアの正しい4STEP

1 もしかして熱?と思ったら体温をはかる

体温計は赤ちゃんのわきの下のくぼみにしっかり当ててはかります。汗をかいていると皮膚の表面温度が下がるため、体温をはかる前には、タオルなどでわきの下をふきましょう。

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2 熱の上がり始めは体をあたため、上がりきったら涼しく

熱の出始めは、体温を上げるために血管が収縮し、顔色が白く、手足が冷たくなります。赤ちゃんが寒そうにしているときはあたためて、熱が上がりきって顔が赤く、汗ばんできたら少し薄着に。首の後ろ、わきの下などを冷やしてあげると、解熱効果が高まります。

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3 熱があるときは水分補給をこまめに

熱が続くと、汗などで体の水分やミネラル分が奪われて、脱水症を起こすことも。水分補給を心がけましょう。母乳、麦茶など、赤ちゃんが飲めるものを、こまめに、ほしがるだけ与えます。

できるだけとらせるもの
母乳、ミルク、白湯、麦茶、番茶、野菜スープ、ベビー用のイオン飲料

とらせないもの
大人用のイオン飲料、赤ちゃん用ではないジュースなど

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4 安静を保ちましょう

熱があるときには、室温や湿度に配慮した環境(室温の目安は23~25度、夏は25~28度)で、静かに過ごします。汗をかいたら、こまめに着替えさせてあげて。

ホームケアで気をつけたいポイント

・熱が下がったあとぶり返すことも。引き続き安静に

・熱以外の症状や全身状態を見ながら、こまめに水分補給して、1~2日は様子を見る。

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赤ちゃんの熱で迷いがちなことQ&A

昔の育児の常識など、ちまたにあふれる赤ちゃんの熱ケアについての情報あれこれ。まどわされがちな2大疑問を、小児科ドクターにお答えいただきました。

Q お出かけしてもいい?

A 熱が下がっても2~3日は自宅で過ごして

熱が下がっても、体力が落ちているので2~3日は外出せず、体を激しく動かすような遊びも控えて。室内で静かに遊ぶなど、ゆっくりと過ごしましょう。

Q お風呂に入っていい?

 A 機嫌がよければOKですが、長風呂はNG

ぐずったり元気がないときは、お湯でぬらしたタオルで体をふく程度に。機嫌が悪くなければ湯ぶねに軽くつかってもかまいませんが、体力を消耗する名が風呂はNGです。

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お話/ 国立成育医療センター 理事長・総長 五十嵐 隆先生 東京大学医学部卒業後、都立清瀬小児病院、東大附属病院小児科助手、ハーバード大学ボストン小児病院研究員、東大附属病院分院小児科講師などをへて、2000年に東京大学医学部小児医学講座教授に。2012年より現職。日本小児科学会会長などの要職も務める。 出典:Baby-mo特別編集 はじめてママ&パパの育児 ※情報は掲載時のものです
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