妊娠中でもインフルエンザワクチン接種を! 重症化しやすく予防が大切

これからの季節、気をつけたいインフルエンザ。妊娠中の体は、細胞性免疫が低下しているため風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなっています。妊娠中でもインフルエンザワクチンを接種して、予防に努めましょう。
重症化しやすいのがインフルエンザのこわさ
インフルエンザがこわいのは、風邪と違って重症化しやすいうえ、高熱や頭痛、関節痛、など、全身症状を伴うこと。このウイルスは一般的に、発症後3~7日ほどで体外に排出されるといわれていますが、排出期間には個人差があります。高熱が続くと羊水の温度が上がったり、おなかが張ることがあり、赤ちゃんにとって快適な胎内環境を保つことが難しくなります。
重症化して入院が必要になるなど、日常生活にも支障をきたすことも。
かかってしまう前に予防を!
インフルエンザは、かかる前の予防が何より大切です。かかってからでは回復に時間を要したり、体力・免疫力が低下してしまうことも。また切迫流・早産の人は、発熱やせきの症状が続くとおなかが張りやすくなり、突然破水してしまうこともあります。
特に流行期といわれている11~4月は、乾燥が大好きなウイルスは絶大な感染力を持っています。周囲の人にも簡単にうつってしまうので、外出を避けるなど周囲への配慮も必要です。
インフルエンザのワクチンと薬
インフルエンザにかかってからの薬もありますが、できれば事前にワクチンで予防を。
【ワクチン】妊娠週数にかかわらず予防接種を受けて
予防にはワクチンを打ってほしいところ。インフルエンザワクチンは生ワクチンではないため、大きな副作用は起こらず、一般的に妊娠中のすべての時期において安全とされています。妊娠初期に従来のインフルエンザワクチンを接種しても、奇形のリスクは上昇しないとされていますので、初期の方も安心してください。
【薬】タミフルやリレンザなどが処方されます
インフルエンザにかかった場合、タミフルやリレンザなどの薬が処方され、約5日間服用するのが一般的です。妊娠中だと服用に対して不安があるかもしれませんが、これらの薬に関しては、わずかな期間の服用で、おなかの赤ちゃんに重大な影響を及ぼす可能性は少ないとされています。
お話/成城木下病院 産婦人科医 木下智恵先生 横浜市立大学医学部卒業。順天堂大学医学部産婦人科勤務を経て現職に。3児の母親であり、その経験を生かした親身な診療が人気です。
出典:Pre-mo ※情報は掲載時のものです。
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