強い心を持った子に育てるためにしたい3つのこと

コラム
公開日:2016/09/16
強い心を持った子に育てるためにしたい3つのこと

家族以外の大人とふれ合う体験が社会性を育む

核家族化が進み、地域のつながりも希薄になっている現代社会では、小さな子どもがいる子育てファミリーは社会から孤立しがち。「ほかの人に迷惑をかけちゃいけない」「ママが赤ちゃんを守らなきゃ!」、そう考えるまじめなママほど、家でも外でも赤ちゃんと2人きりで過ごしてしまう傾向があります。しかし、安心できる家族の中だけで守られていては、社会に出ていくために必要な「人間体験」が圧倒的に不足してしまいます。子どもたちが怖がらずに外の世界に出て、自立して生きていけるように育てるためには、幼少期の人間体験が不可欠。あらゆることの土台がつくられるこの時期こそ、積極的に社会に出て「世の中にはいろいろな人がいるからおもしろい!」ということを伝えていく必要があるのです。家族以外の大人とのふれ合いは、赤ちゃんに多様な刺激を与えてくれるもの。ほめられたり、かわいがってもらうばかりではなく、怒られること、イヤがられることもあるかもしれません。でも、そのすべてが学習となり、失敗してもへこたれない強い心を育ててくれる糧となるのです。

赤ちゃんが泣いたり、騒いだりすると、ママは周囲の視線が気になってビクビクしてしまうかもしれませんね。でも、迷惑をかけたり、かけられたりしながら支え合うのが、人間の社会。何かあったら「すみません」と謝る気づかいを忘れずに、でも堂々と外の世界に出て、いろいろな人と関われるチャンスをつくってあげましょう。

人間体験の育脳ポイント

将来、他人とコミュニケーションがうまくとれない大人にしないためにも、赤ちゃん時代から人との関わりあいを持つという体験たたくさんさせたいもの。さまざまな人間体験をすることで、社会性のある強い心を育ませます。

1 社会にはいろいろな人がいることを理解!

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家族の中だけで守られていると、自分たち家族とは性格も行動スタイルも違う人に出会ったときに「怖い!」と感じてしまうように。一緒に遊んでくれる人、ときには厳しくしかってくれる人、運動が得意な人、読み聞かせがじょうずな人、電車に詳しい人、歌声がきれいな人……、いろいろな大人と接する体験が豊かな社会性を育み、柔軟な思考力の基礎を築いてくれます。

2 生身の人間がつくりだすパフォーマンスにワクワク

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パレードやキャラクターショー、子どもと楽しめるコンサートや大道芸など、生の芸術やパフォーマンスは、大人にとっても感動的でワクワク、ドキドキするもの。息づかいまで伝わってくる生身のパフォーマンスは、子どもの心にもダイレクトに伝わる迫力があります。パパ、ママが好きなら、スポーツ観戦に一緒に行くのもいいでしょう。

3 失敗に負けない強い心の土台になる

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家族以外の人から注意を受けたり、しかってもらうことも貴重な経験。また、ママが「すみません」と謝る姿を見ることも、子どもの脳にきちんとインプットされていきます。こうした体験を重ねることで、「しかられても、またやり直せばいいんだ」と考えられる思考回路が定着します。失敗を怖がらずにチャレンジする姿勢が身につき、精神的な成長の土台となるのです。

お話/成田奈緒子先生文教大学教育学部教授、小児専門医、主に脳科学を中心とした研究を行う。また、児童相談所医師、発達障害支援センター医師などを兼任し、医学と教育、福祉を融合した「子ども支援」を広く社会に提唱する活動を行う。
出典:お出かけベビモ 育脳スペシャル
※情報は掲載時のものです。

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