絶対音感なんて必要ない!? 赤ちゃんと音楽とのつきあい方はどうしたらいい?

コラム
公開日:2016/06/07
更新日:2016/08/25
絶対音感なんて必要ない!? 赤ちゃんと音楽とのつきあい方はどうしたらいい?

「絶対音感」って、あったら便利そうだし、カッコイイ! わが子に身につけさせてあげたいと思うママも多いはず。でも実際は「なくてもOK」という説も……。絶対音感について専門家に伺いました。

先輩ママはどうしてる? 100人に聞きました!

■赤ちゃんに音楽を習わせたい&習わせている?
習わせている(習わせたい)……60%
習わせていない……40%

■音楽を習わせたい理由は?
●子どもが音楽を好きそう
●音楽が得意になってほしい
●楽器を習わせる下地づくり
●ママが譜面を読めず苦労した
●小さいうちから始めさせたい
自分が音楽の授業で苦労したというママと、子どもの音楽の力を伸ばしたいと期待するママに分かれるようです。「習っている本人が楽しんでいるかどうかがいちばん大切」と今川先生。

「絶対音感」って、あったほうがいいの?

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「私は必要ないと思っています。まわりと音を合わせられる『相対音感』のほうが役立ちます」と今川先生。では、それはどのような理由からでしょうか。

■9才以降は「絶対音感」は身につかないといわれる
研究によると、3才~6才半ごろから5年間以上の「絶対音感」教育を受けると、絶対音感が身につきやすいことがわかっています。9才を過ぎてしまうといくら教えても定着しないので、絶対音感は幼いころからの教育が必要です。しかし私は、絶対音感はなくてもよいのでは、という意見。むしろ身につけたいのは「相対音感」です。

■人と合わせるのに役立つのが「相対音感」
相対音感があると、歌を歌うときに、このメロディはこのくらい音が上がる、下がるという音程の幅が相対的にわかって、その歌らしさを再現できます。それができると、その場にいる人たちの声の調子に合わせて、「では、このくらいの高さで歌いましょう」と臨機応変に歌うこともできます。幼稚園の合唱でも必要な力です。相対音感は人と声を合わせるうちに身についてきます。いろいろな音程で歌ったり、聞いたりする体験を増やしてあげましょう。

絶対音感vs.相対音感。それぞれどんなもの?

【絶対音感】
こんなことができます!
●演奏や歌を聞いて音の名前を言える
●楽器以外の音もドレミに聞こえる
●耳で聞いた曲を演奏できる

「必要ない」理由
●チューニングが必要な場面は少ない
●チューニングが少しでもずれていると不快に感じる
●最近のピアノやオーケストラは高めにチューニングする傾向があって、それに抵抗を感じることがある
●西洋音楽にない音の高さ(インドネシアのガムランや琉球民謡など)に対し、抵抗を感じることがある

【相対音感】
こんなことができます!
●基準となる音に対して音の高低がわかる
●人と即興で音程を合わせて歌える

こうすると身につきやすい
音程がこのくらい上がった、下がった、という関係性を再現できるのが相対音感です。赤ちゃんのころ耳にするマザリーズのイントネーション、わらべ歌、童謡、音楽などからも自然に身につきます。ママも音痴かどうかなんて気にせず、歌ってあげて。

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お話/聖心女子大学教育学科教授 今川恭子先生
東京芸術大学大学院音楽研究科(音楽教育専攻)博士後期課程単位取得退学。乳幼児が音を介して、人と関係をどのようにつくっていくのかを豊富な観察をもとに研究している。
出典:育脳Baby-mo
※情報は掲載時のものです。

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