教育ジャーナリストに聞いた、子どもを伸ばすために親ができること

コラム
公開日:2016/06/01
更新日:2016/08/25
教育ジャーナリストに聞いた、子どもを伸ばすために親ができること

子どもを伸ばすために大切なのは、子どもに“自分の人生”を歩ませてあげること、と語るのは教育ジャーナリストのおおたとしまさ先生。親が心得ておきたい4カ条を伺いました。

性差は「傾向」として知っておくだけでいい

男女の性差は確かにあります。たとえば男の子は活動量が多い(=ジッとしている時間が少ない)、女の子は言語能力が高い(=聞き分けがよい)など。ただしこれは、あくまでも「そういう傾向がある」というだけ。男の子でもの静かな子もいますし、女の子で活動量が多い子もいます。ですから、男の子だから、女の子だからと親が接し方を変える必要はありません。その子の個性をしっかり見つめてあげることが大切だと思います。
そのうえで「子どもを伸ばす」ということを考えると、「子どもが“自分の人生”を歩むこと」をサポートする。それが、親としてできるいちばん大切なことではないでしょうか。
たとえば、スポーツが得意でやりたい子には、その能力をもっと伸ばせるような環境を与えてあげればいい。その子を、親の希望で勉強ができる子になってほしいからと、小さなころから無理やりにでも勉強をさせれば、いい学校に入れるかもしれません。だけどそんな人生に何の意味があるのでしょうか?
親にやりたいことや進路をコントロールされると、子どもは大人になっても「これは自分の人生じゃないんだ」と思って、主体的に生きることができなくなってしまうかもしれません。

何を「伸ばす」かは子どもが決める

自分の子が何を好きか知りたいと思ったら、遊びをじっくりと観察してみましょう。
遊びは、自分の能力を開発するプログラムです。たとえば子ども自身が手の感覚を養いたいと思ったら砂場で夢中になって遊びますし、空間認知能力を高めたいと思っていたら、ジャングルジムにひたすらのぼります。子どもの脳が子ども自身に「今、こういう遊びをしなさい」と指示をするんです。
それをジャマしないで見守ってあげたり、つきあってあげることが、親が子どもを伸ばすためにできることだと思います。何を「伸ばす」かは、子どもが決める。親にできるのはそれをサポートするだけなのです。
子育てに正解はないとよく聞きますが、正解がわからないと思ったら、子どもを観察して、子どもに聞いてみてください。子どもだけは答えを知っていますから。

子どもに“自分の人生”を歩ませるための【親の心得4カ条】

1. 子どもの要求に先回りしない
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おもちゃは、興味がありそうなものをそっと「置いておくだけ」。親がすすめるのではなく、子どもが自分で手を伸ばすのを待ちましょう。

2. 自由に遊べる時間を与える
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砂場遊びを「泥だらけになる」と止めたりしないで! 砂をさわって手の感触を養うなど、子どもは遊びから学んでいるのです。親がやらせたくないと思う遊びにも意味があるので、危険がなければ見守ってあげましょう。

3. 小さな自信をたくさんつけてあげる
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「自分はできる」という自信を、たくさんつけてあげましょう。習い事は、技術が身につくだけでなく、自信をつけることも大きな目的です。

4. 学んでほしいことは親が背中で見せる
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「本を読む子になってほしい」「勉強の習慣をつけたい」と思ったら、まずは親がその姿勢を見せることが大切。勉強や読書を生活習慣に組み込み、手本を示してあげることで、子どももそれをまねします。

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お話/おおたとしまさ先生
 育児・教育ジャーナリスト。株式会社リクルートで雑誌編集に携わり関する書籍やコラム執箪·講演活動を行う。おもな
 テマは、男性の育児、子育て夫婦のパトナーシップ、無駄にしからないしつけ、中学受験。
出典:育脳Baby-mo
 ※情報は掲載時のものです。

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