歩くことは体と脳を動かすための基本。だからこそ子どもに正しい歩行の習慣を!

コラム
公開日:2016/04/17
歩くことは体と脳を動かすための基本。だからこそ子どもに正しい歩行の習慣を!

赤ちゃんは、ずりばいからハイハイ、つかまり立ち、そして二足歩行へとその行動も広がっていきます。「久保田メソッド 能力開発教室」理事の久保田競先生は、二足歩行できちんと歩くということが、脳のさまざまな部分を働かせると著書で紹介しています。二足歩行と脳の関係は深く、そのメカニズムを母親がきちんと理解することがなぜ大切なのかを教えてもらいました。

 

正しい歩行の習慣が、すぐれた身体と脳を育みます

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2本足で手を振りながら歩くことは、人間の行動の基本です。「歩く」という行動と脳の働きの関係は深く、正しい歩行の習慣を身につけることは、優れた身体と脳を育むことにもつながります。

大脳にある運動野は足の筋肉を支配しており、左の脳から右足へ、右の脳から左足へと命令を出しています。脳幹の歩行中枢からは「姿勢を保って手足を交互に動かす」という命令が出ており、ここで歩き方の調節をしています。

これらの働きを交互の足に伝えることで、歩けるようにしているのが交叉伸展反射です。交叉伸展反射は、手にも影響しており手足の協調を生んでいます。このような働きによって、人間の歩行は支えられているのです。

また、手と足を協調して動かす働きを支えているものに「脊髄」のメカニズムがあります。これは人間だけではなく、ほ乳類全般によく発達している反射です。

左手が前に出されると右手が下がり、左足も下がって右足は前に出ます。次に左足を前に出すと右足は下がり、左手も下がり右手は前に出ます。これらの反射は、足を出すことによって行われるものです。そのため、よく歩く練習をしなくては発達しません。歩くことによって、頸髄、強髄、腰髄の働きもよくなり大脳の働きもよくなるのです。

歩く際には「歩くと頭の位置が変わって手足が動く」という迷路反射が働いています。

さらに、歩く動作を止める働きをするのが前頭前野です。このように二足歩行は、脳のさまざまな部分を働くことにより成り立っているのです。

二足歩行は身体と脳を動かすための、いちばんの基本。お母さんが赤ちゃんに上手な働きかけをするためにも、こうしたメカニズムをしっかりと理解する必要があります。

 

このほか、赤ちゃんの脳を育むヒントがたくさん!

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出典:新版 赤ちゃんの脳を育む本より ※情報は掲載時のものになります。

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