ペットから病気がうつる!? プレママが気をつけたい感染症

コラム
公開日:2016/04/16
ペットから病気がうつる!? プレママが気をつけたい感染症

ペットを飼っているプレママが気になるのは、ペットからうつる病気。家族の一員であるペットと、どうやったらうまくつきあえるのでしょうか。

妊娠中は特に注意したい「トキソプラズマ症」

犬や猫、鳥などのペットを飼っている妊婦さんはたくさんいると思います。ペットから人に感染する病気には「ネコひっかき病」や「オウム病」など、いわゆるペット由来感染がよく知られています。
なかでも、おなかの赤ちゃんへの影響という点で妊婦さんが注意したいのが「トキソプラズマ症」です。

トキソプラズマは多くの哺乳類や鳥類が持っているありきたりな微生物(単細胞の寄生虫)で、成人が感染しても症状が出ない、あるいは出てもかぜに似た軽度なもの。しかし妊娠中に初めて感染すると、胎児に感染するリスクが高く、死産、脳や目に障害が生じるなど重症化する恐れがあります。そのため、妊娠中は特に気をつけなければいけない感染症なのです。

ペットとの生活で妊婦さんが気をつけること

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1 猫は外に出さない
猫が外に出るとネズミやモグラを食べて感染するかもしれません。猫自体の感染リスクを減らすためにも、妊娠中はくれぐれも外に出さないようにしましょう。

2 猫のトイレの始末は家族に頼む
トキソプラズマは猫の体内や排泄物に寄生していますので、猫のトイレ掃除はなるべく家族にまかせましょう。どうしてもしなければならないときは必ず手袋を装着して。

3 犬の散歩から帰ったら手を洗う
犬の唾液やふんにはトキソプラズマは排出されませんが、トキソプラズマは土の中にいることもあるため、散歩に出た犬の体に付着しているかもしれません。帰ったら犬の体をふく、手を洗う、を心がけて。

4 外では動物にさわらない。さわったら手を洗う
長年飼っている動物は、それほど問題ありませんが、夫の実家や友人宅などで初めて会う動物にはさわらないのがベスト。さわってしまったら手洗いをお忘れなく。

アドバイス/三井記念病院 産婦人科部長 小島俊行先生
トキソプラズマ感染症を合併した妊娠を日本で最も多く取り扱う施設で産科部長を務める。先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」顧問。

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出典:Pre-mo(プレモ)2016年夏号より
※情報は掲載時のものです

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