0~3才のいたずらは実験? つい言ってしまいがちな好奇心をつぶすNGワードとは?

コラム
公開日:2016/03/15
0~3才のいたずらは実験? つい言ってしまいがちな好奇心をつぶすNGワードとは?

「母が惚れるような『いい男』になってほしい」と子育てをしてきた脳科学の専門家 黒川先生。最も大切にしてきたことは「好奇心をなえさせないこと」だそう。脳を育てるために言ってはいけない言葉、おすすめの言葉を伺いました。

「ようこそ地球へ!」2才の実験を喜ぼう

受け入れる一方だった赤ちゃん期の脳が、外界への働きかけを始める時期が2才前後。私はこの時期を「反抗期」ではなく「実験期」と呼びたいと思っています。こぼれたミルクがテーブルに描く曲線の美しさ、引き抜いても引き抜いても出てくるティッシュの不思議。この地球に来て1~2年の子の大発見なのです。「いたずらしないで!」としかるのではなく、こう言ってあげてください。「ようこそ地球へ!」拾っても拾っても、何度もおもちゃを放り投げるとき、ノーベル賞クラスの物理学者が実験を重ねているときに使う脳と、同じ部分が使われているのです。「やめなさい」「もうさわらないで」と育てることは、科学への好奇心の芽をつぶすことでもあります。この時期のいたずらを喜びましょう。

「なぜ?」「どうして?」の質問力が知性を育てる

子どもの無邪気な質問を愛することも、とても大切なことです。「なんで人は死ぬの?」「空はどうして青いの?」など、むずかしい質問もありますが、「わからない」「あなたには関係ない」と答えるのは、あまりにももったいない。私が以前に、人間の知性をコンピューター上に再現する研究に携わったとき、「どれだけデータ(知識)を持っているかが知力ではない」と思い知りました。大事なことは、データを入れる「知の枠組み」がどれだけあるかです。その枠組みをつくるのが、質問力です。発見は、まず疑問として浮かび、その疑問をテーマに他者とやりとりする過程で、新しい枠組みが生まれる。疑問をいだく力こそが、知性ある人を育てるのです。子どもの疑問に答えられないときには「あなたはどう思う?」で返すのがおすすめですよ。

子どもをつぶす!? 言ってはいけない3つの言葉

NG1.だって・でも・だけどのDの言葉【OK→大丈夫? どうしたの?】

Dから始まる言葉は相手の行動を否定し、自分を守る「ブレーキ言葉」が多いもの。女性が使いやすい言葉なので、意識的にやめましょう。ブレーキをかけずに失敗すれば、子ども自身が学びます。そのときには「どうしたの?」「大丈夫?」のDの言葉を使って!

NG2.(質問されたとき)わかんないよ【OK→あなたはどう思うの?】

私はよく「あなたはどう思う?」と、逆に質問しました。「虹はなんで7色なの?」と聞かれたときには、息子が「神さまの気持ちが7つあるから」と答えてくれて、感動しました。子どもが「わからない」と言ったら、「わかったら教えてね」と言うといいですね。

NG3.(失敗したとき)だから言ったでしょう!【OK→私も○○すればよかったね】

「だから言ったでしょう」は、『マジでむかつく女性の言動』ナンバーワンです。なじらず「私も、もう一度起こしてあげればよかったね」などとフォローの言葉を。母親が自分の味方であることを知り、子の脳に絶大な信頼ができます。この言葉の効果は夫婦間でも、職場でも。

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出典:主婦の友社編『育脳Baby-mo』
※情報は掲載時のものです。

kurokawat

お話/脳科学コメンテーター 黒川伊保子先生
株式会社感性リサーチ代表取締役。メーカーで人工知能の研究に携わったのち、脳と言葉の研究を始める。心地よいと感じる言葉には男女の違いがあることを発見し、独自のマーケティング論を開発している。

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