3才は「一人前」として扱うのが◎ その子らしさを認めて大切に

コラム
公開日:2016/03/13
更新日:2018/03/15
3才は「一人前」として扱うのが◎ その子らしさを認めて大切に

いろいろなことができるようになり、語彙も増えてくる3才。ママから離れて、モノや友だちと関わる時期です。同時に、神経質・のんきなど、その子らしさも見えてくる時期。そんな3才児を伸ばす、じょうずな関わり方を専門家に伺いました。

親への安心感がたまると離れて遊べるようになります

赤ちゃん時代からの働きかけは、3才代のコミュニケーションにも影響します。0~1才代では、ママと赤ちゃんの2方向だったコミュニケーションも、2才代ではおもちゃで遊ぶモノなどを介するようになり、3才代では他の人とコミュニケーションをはぐくめるようになります。このとき、ママがいつも自分を肯定的に見てくれていると感じている子どもは、安心してママから離れておもちゃで遊び、他の人と関わることができます。これを私は「信頼の積立貯金」と呼んでいるのですが、ママの態度にムラがあったり、否定的な言葉が多かったりすると離れられなくなってしまいます。ドキッとしているママがいるかもしれませんね。でも子どもは柔軟なので、貯金は今からでも積み立てられます。「ママはあなたを見ているよ」と、子どもとたくさん見つめ合い、安心感をたっぷりためてあげましょう。他の子と比べたり、人格を否定したりしないでください。わが子のいいところ、得意なものを見つけ、認めてあげましょう。(井桁先生)

もう赤ちゃんじゃない3才は「一人前の人」として扱って

●ほかの子どもと比べない

●子どものいいところを見て、人格を認める

●子どもの好きなこと、得意なことを見つける

●予定や見通しを伝えて、いきなり何かをしない

●困ることは頭ごなしにしからずに、理由を話して根気よく伝えていく

自分らしさが見え、他人への思いやりを身につけていく「3才」

【ごっこ遊び】大人が質問してあげると、想像力が豊かになります

mak2016031302

「3才児は、ごっこ遊びの世界が広がる時期」と岡本先生。「親もいっしょに遊びながら『これは誰のもの?』『どこにあったの?』と質問してあげましょう。子どもは質問に答えたくて、想像力を働かせます。みごとな物語にふくらみますよ」(写真は3才1カ月のSちゃん)

【片づけ】どうしたらいいか考え、理解して行動できるように

mak2016031301

「大事なおもちゃだから片づけようね」と、理由を話すことが大切。しかし3才になると「せっかく作った積み木は飾っておきたい」という葛藤も出てきます。「片づけは毎回カンペキでなくてもOK。臨機応変でいいんです」と井桁先生。(写真は3才4カ月のHくん)

【お絵かき】お絵かきはひとり遊びさせず、親子で

mak2016031303

「丸の色をかえたり、丸をいくつも描いて顔のようにしたり。それを見て『これは何?』と話したり描き足したりすることが、豊かな想像力をはぐくみます」と岡本先生。(写真は3才2カ月のIちゃん)

自己像を少しずつつくり上げる3才への言葉かけのコツ

3才児には、言葉かけにもコツがあります。してほしいことがあっても、命令口調はやめ、「○○できるかな」と言って、できたらほめましょう。子どもは「できる自分は、カッコイイ! ステキ!!」という気持ちになり、これがなりたい自分=自己像をつくる出発点になります。いい自己像ができると、子どもはそれになりたくてどんどん伸びていきます。自己像はライダーでもOKなんです。「ライダーなら、どうする?」というのは効果がありますよ。(岡本先生)

将来伸び続ける子に育てるコツは、発売中の育脳Baby-moをチェック! 

ikunoubaby-mo

buy-button-amazon

出典:主婦の友社編『育脳Baby-mo』
※情報は掲載時のものです。
お話/東京家政大学ナースリールーム主任保育士 井桁容子先生
東京家政大学・短期大学非常勤講師。長い保育体験を生かしたアドバイスが好評。講演会やテレビ番組「すくすく子育て」のコメンテーターとしても活躍する。『ありのまま子育て』(赤ちゃんとママ社)はベストセラーに。
お話/湘北短期大学保育学科教授 岡本依子先生
首都大学東京大学院にて博士(心理学)を取得。専門は発達心理学。2009年から2年間、アメリカの大学で客員研究員を務める。保育士、認証ベビーマッサージ指導者の資格を持ち、「赤ちゃんオタク」を自認する。

あなたにおすすめ

注目コラム