教えて先生! 赤ちゃんのかぜ&インフルエンザ受診のギモンQ&A

コラム
公開日:2016/01/07
教えて先生! 赤ちゃんのかぜ&インフルエンザ受診のギモンQ&A

かぜやインフルエンザが流行るこの季節。小児科受診のタイミングや、インフルエンザの検査や薬はどんなもの?と、心配になったり不安になることもありますね。専門家の先生に、ギモンを解消していただき、どーんと構えて子育てしましょう。

赤ちゃんのかぜ&インフルエンザの疑問を解消しよう!

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Q 小児科を受診するタイミングはどんなとき?

A ベビーの様子、熱、周囲の状況で判断して

熱があっても機嫌がいいならおうちケアで様子を見て、水分も受け付けなければ受診を。周りでインフルエンザに感染した人がいればベビーも感染の疑いがあるので、診断キットが陽性になりやすい発熱後6~12時間ごろの受診をおすすめします。ママが「ちょっと様子がおかしい」と感じたら、すみやかにかかりつけ医を受診して。

Q 受診前に市販のかぜ薬を使ってもいい?

A 市販薬で熱を下げると診断しづらい場合があります

熱を下げた状態で受診した場合、正確な診断ができないこともあるので、小児科医は市販のかぜ薬の使用はすすめていません。夜間に急に発熱したとき用に常備薬(解熱剤)を少しもらっておくのも手です(抗生剤は医師の指示があってから飲んだほうがいいので常備薬には不適切)が、処方してくれるかどうかはかかりつけの先生の判断になるので、聞いてみましょう。

Q 何度ぐらいの発熱で解熱剤は使用するの?

A 38.5度以上の熱で処方されますが、使わなくてもいい薬です

一般的に解熱剤を使用する熱は38.5度以上。ですが、熱は体内のウイルスを殺してくれる生体反応の働きなので、解熱剤を処方されても必ず使わないといけないものではありません。インフルエンザは解熱剤を使うタイミングがむずかしいので、事前にかかりつけ医に聞いておきましょう。

Q 一般的なかぜの場合はどんな処置をするの?

A 診察後、おうちケアをレクチャー。薬の処方はないことがほとんどです

ベビーの様子をみて、喉のはれをチェックして、おうちケアの方法を伝えて終了というのが、一般的なかぜの処置です。かぜは体を休めることがいちばんの治療法なので、とくに薬の処方はありません。肺炎や中耳炎などの合併症が考えられる場合には、抗生剤(細菌を殺す薬)が処方されることもあります。

※耐性菌の問題で一般的なかぜには抗生剤は使用しなくなりました。

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Q インフルエンザの検査はどんなことをするの?

A 鼻とのどの奥の粘膜を採取して調べます

診断キット(柄の長い綿棒のようなもの)を使って、のどや鼻の分泌液を採取してインフルエンザかどうかの判断をします。ただし、発熱から12時間ほどたってからでないと確実な診断ができません。ママやパパが発熱に気付いてから6~12時間ほどたったところで検査を受けるのがベスト。

Q インフルエンザの薬はタミフルだけ?

A 吸引薬や点滴注射もあるけどベビーにはタミフルのみ

吸入タイプの抗インフルエンザ薬はベビーには無理なので「タミフル」が処方されます。過去に、タミフルで異常行動が見られた例がありましたが、異常行動の原因は、インフルエンザウイルスそのものではないかといわれています。

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お話/小児科医 細部千晴先生
藤田学園保健衛生大学卒業、名古屋市立大学病院、日本医科大学病院を経て、2008年東京の文京区に「細部小児科クリニック」を開業。子どもの診療のほか、子育て広場の運営にも携わるママさん先生。二児の母。
出典/Baby-mo2014-2015冬春号「かぜ&インフルエンザからベビーを守ろう!」
※情報は掲載時のものとなります
撮影/黒澤俊宏、土屋哲朗、佐山裕子 イラスト/いけもとなおみ 撮影協力/AWABEES

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