赤ちゃんのかぜ予防にやっていいこと・悪いこと

コラム
公開日:2015/12/08
赤ちゃんのかぜ予防にやっていいこと・悪いこと

かぜやインフルエンザが流行る季節ですね。かぜ予防のために厚着をさせたり、ベビーにマスクをつけたり、って本当に意味があるの? そんな疑問に小児科医の先生に◯・×・△でお答えいただきました。正しい予防方法をおぼえて冬も快適に過ごしましょう。

免疫力アップのために、納豆&ヨーグルト…◯

mama20151207osa05

納豆やヨーグルトなどの発酵食品は、体の免疫力を高める効果があります。離乳食にも使いやすい素材です。ヨーグルトは食べすぎるとおなかがゆるくなることもあるので、1日1回に。食べるときは無糖のプレーンタイプを選び、オリゴ糖や果物などで甘みを足して。

冬はベビーにもマスクをつける…△

mama20151207osa03

マスクをすると、自分の吐く息でのどや鼻がうるおいます。ウイルスは乾燥で増殖するので、加湿で乾燥を防ぐ意味ではマスクは便利。ベビーには必要ありませんが、"せきエチケット“としてマスクをするのであれば、いやがらなければ使ってもいいでしょう。

家でも外でもモコモコ厚着! …×

mama20151207osa06

寒いからとむやみやたらと厚着させるのは考えものです。厚着のしすぎで体温調節機能が働かず自立神経が育たないと、子どもでも「冷え性」になることがあります。家でも外でも基本は薄着! くしゃみをしたり寒そうな様子なら、1枚プラスしてあげて。

皮膚を刺激して抵抗力を高める! …◯

mama20151207osa07

皮膚を刺激することで体の免疫力があがり、体調をくずしにくくなる効果が。やわらかいタオルでやさしくマッサージをすれば、皮膚が鍛錬されます。また、おふろあがりにひざから下に冷水をちゃぷちゃぷかけるのも、自立神経の発達に一役買ってくれます。

冷えは足元から。家の中でも靴下はマスト! …×

mama20151207osa12

赤ちゃんは手足から熱を発散させることで体温機能の調節をしています。靴下で足をおおってしまうと、体温調節ができず自律神経が育たなくなり、かぜをひきやすい体になってしまいます。手足をさわって冷たさが気になるようなら、さすってマッサージしてあげればOK。

かぜ予防にはビタミンCでしょ♪ …◯

mama20151207osa04

ビタミンCが体の抵抗力を高める働きがあります。ビタミンCのほか、ビタミンAには、のどや鼻の粘膜を強くして、ウィルスを体内に侵入させにくくする効果が。バランスよくとることで、かぜに負けない体づくりができます。栄養素をサプリメントではなく食品から取り入れましょう。

外から買ったら、即、お着替え! …△

mama20151207osa10

ウイルスや花粉がウヨウヨする時期、感染学的にいえば「すぐに着替える」が正解。でも、着替えさせる手間もかかるし、洗濯も大変。ベビーはそのままで、ママやパパは余裕があれば(部屋着に)着替えるくらいでいいでしょう。帰宅後は、手洗い・うがいも忘れずに。

冬は湯船につかって、体をあたためる…◯

mama20151207osa08

「体温が下がると免疫力も下がる」といわれているので、湯船には積極的につかりましょう。さらに、蒸気がただよう浴室にいると耳鼻咽喉科で使うネブライザー(吸引機器)と同じ働きで鼻とのどの粘膜がうるおうので、かぜ予防にもなります。

布団をかけまくってかぜ予防! …×

mama20151207osa13

布団のかけすぎで汗をかき、布団をはいでかえって体が冷えることもあるので、布団の量に神経質になる必要はありません。おなかが冷えると体調をくずし原因になるので、腹巻きがおすすめ。スリーパーは中に熱がこもりやすいので、使うときは注意が必要です。

mama20151207osa09

お話/小児科医 細部千晴先生
藤田学園保健衛生大学卒業、名古屋市立大学病院、日本医科大学病院を経て、2008年東京の文京区に「細部小児科クリニック」を開業。子どもの診療のほか、子育て広場の運営にも携わるママさん先生。二児の母。
出典/Baby-mo2014-2015冬春号「かぜ&インフルエンザからベビーを守ろう!」
※情報は掲載時のものとなります
撮影/黒澤俊宏、土屋哲朗、佐山裕子 イラスト/いけもとなおみ

あなたにおすすめ

注目コラム