パパになるあなたへ。 あなたにしかできないことがあります~鮫島先生アドバイス【妊娠38週】

コラム
公開日:2016/01/17
パパになるあなたへ。  あなたにしかできないことがあります~鮫島先生アドバイス【妊娠38週】

いよいよお産が近づいてくると、妊婦さんは痛みに対する恐怖や無事に出産できるかの不安などで、気持ちが不安定になることがあります。そんなとき、パパになるあなたにできることは?

立ち合い出産での夫の役割は「安心感」

ずっと出産される妊婦さんに向けてメッセージを書いてきましたが、ここではご主人に向けて言葉を贈りたいと思います。

立ち合い出産のとき、「苦しんでいる妻に、何をしてあげたらいいのかわからない」という人は少なくありません。医療的なことができるわけではないし、妻の代わりに産むこともできない。自分の無力さを痛感した。そんなふうに感じるようです。

お産のとき、夫に期待される役割とは何なのでしょうか。それは、安心感を与えてくれることだと私は考えています。

妻の不安、痛み、ネガティブな気持ちをくみとり、「絶対大丈夫だよ」「がんばれ、心配するな」「その調子、あと少し」そんなふうに、励ましてあげることだと思います。そのほかにも、腰をさすってあげたり、水を飲ませてあげたり、汗をふいてあげたり。

夫であるあなたにしかできないことがある

大事なことは、「自分がしてあげたいこと」「自分がいいと思うこと」ではなく、妻がしてほしいことをすることです。

重要なキーワードは
「何をしてほしい?」
です。

妻が求めることをするのは、育児においても非常に大事なことです。あとはおおらかな気持ちでそばにいてください。「ただそばにいてくれるだけでよかった」という奥さんは案外多いのです。それこそが、まさにあなたにしかできないことです。

当日どうしても立ち合えない人もいます。お産の進行具合によっては、途中で退出していただく可能性もあります。それでも、ここまでの道のりで強い信頼関係を結びあった夫婦であれば、妻の心を支えることは十分にできるのだと思います。

『あんしんマタニティ280DAYS』より

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●鮫島浩二(さめじまこうじ)産婦人科医。東京医科大学卒業後、東京警察病院、木野産婦人科医院などをへて、2006年さめじまボンディングクリニック開院。妊婦さん自身が主体になるお産を実践。また、母と子、父と子、そして妊婦さんどうしの絆づくりを支援する日々。ベストセラー『わたしがあなたを選びました』著者。3男の父。
 (*)リーブ法の母親学級:さめじまボンディングクリニックで実施される、現代の日本の妊婦さんに向けたリラックス出産法。詳しくはさめじまボンディングクリニックのサイトを 

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