赤ちゃんに紫外線ケアは必要なの?

コラム
公開日:2015/03/16
赤ちゃんに紫外線ケアは必要なの?

だんだんと暖かくなってお出かけしたくなる季節。そこで気になるのが「紫外線」のこと。ママは日焼けしたくないから日焼け止めをヌリヌリ。でも、赤ちゃんはどうなのでしょうか?子どものうちはあまり気にしなくてもいいのかな?赤ちゃんと紫外線の関係を、光医学治療に詳しい皮膚科の先生に聞いてみました。

Q:赤ちゃんに紫外線ケアは必要なの?

A:必要です!
紫外線は確実にDNAを傷つけます。人間の体には修復酵素という、できてしまった傷を修復する働きがありますが、100%傷が治るのかというと残念ながらそうではありません。だから、紫外線によってDNAの傷が体内で蓄積されれば、それだけ皮膚がんになるリスクが高くなります。また、紫外線にさらされやすい顔まわりにできるシミやシワ、たるみなどは、体の老化に加えて、紫外線にさらされることで起こる「光老化」の両方が関係しています。発がんリスクを抑え、いつまでも若々しい肌を保ちたいなら、赤ちゃん時代からの紫外線ケアが”当たり前”なのです。

Q:紫外線ケアは夏だけでいいの?

A:紫外線ケアは春先から!
紫外線は、まだ肌寒い3月ごろから増え始めます。GWあたりになると相当量の紫外線が降り注ぎ、一日のうちで10時~14時が最も量が多いといわれています。場所で注意したいのはコンクリートの上。紫外線は白いものに反射するので、帽子をかぶっているのに「まぶしいな」と感じたら、地面から紫外線が当たっているということです。お出かけのときは、帽子をかぶる、UVクリームを塗るなどの工夫と対策を、ママと赤ちゃんがいっしょにすることがたいせつです。

Q:赤ちゃんにはどんな日焼け止めを選べばいいの?

A:紫外線吸収剤が入っていないものを!
日焼け止めには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があり、散乱剤入りのほうが刺激が少ないといわれています。吸収剤入りは紫外線に当たって光接触皮膚炎を起こすこともあるので、赤ちゃんには吸収剤が入っていないものがいいですね。万が一なめても大丈夫なように、そう記載されている日焼け止めを選ぶとより安心です。

お話/船坂陽子先生 皮膚科医。神戸大学医学部卒業、同皮膚科に入局。現在は日本医科大学医学部皮膚科教授、外来医長をつとめる。専門分野は、美容皮膚科学や光医学(紫外線発がん、レーザー治療)など。
出典:baby-mo(ベビモ)2015 春夏号「ママとベビーの安心して使える日焼け止めカタログ42」
※情報は公開時のものです

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