妊娠するとなぜ下半身のトラブルがふえるのか

コラム
公開日:2015/01/26
妊娠するとなぜ下半身のトラブルがふえるのか

頻尿や尿モレ、便秘や腰痛、むくみなど、妊娠すると思いもよらない下半身のトラブルが続出。その理由をドクターに聞きました。

〈教えてくれたのは〉

杉山産婦人科・杉山里英先生s20150125ishibashi01

東京医科大学卒業。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。2011年5月より杉山産婦人科 丸の内副院長。専門は内視鏡検査・技術で、産科はもちろん、女性のさまざまな悩みにこたえてくれるドクター。

主な理由はホルモンの作用と体の変化

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乳房やおなかが大きくなるといった目に見える変化はもちろん、妊婦さんの体の内側では、妊娠も維持やお産に向けた準備のために、さまざまな変化が起こっています。

その代表格がホルモンバランスの変化。妊娠すると分泌量がふえる女性ホルモンの一種、エストロゲンや、妊娠中期ぐらいから分泌されるリラクシンには、お産に備えて骨盤周りの関節や靭帯をゆるめる作用があり、その影響で「腰痛」が起きやすくなります。

また、妊娠中は体内の水分量が増加しているので、「むくみ」も起きやすくなります。さらにゆるくなっている骨盤に水分とおなかの重みが加わることで静脈の流れがさまたげられ、「痔」になる人も多いですね。子宮が大きくなるにつれて腸や膀胱が圧迫されるので、「便秘」や「頻尿」なども起きやすくなります。

まとめ

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このように妊娠中はホルモンの作用と体型の大きな変化で、下半身のトラブルが起きやすい状態になっています。ただ、自分に起こる体の変化や状態を知っておけば、ケア次第でトラブルを緩和することも可能。ムリをしすぎず、それぞれの症状に合った「できること」を、続けていくことが大切です。

出典:ファーストプレモ2015年版「妊娠中の下半身の悩み相談室」より
※情報は掲載時のものです
イラスト/ます田なお美

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