赤ちゃんの肌、洗い忘れがちな部位はどこ? ウイルスも肌トラブルの原因に!

 専門家監修
公開日:2019/10/21
赤ちゃんの肌、洗い忘れがちな部位はどこ? ウイルスも肌トラブルの原因に!
監修
加藤さき子先生
高野医科クリニック副院長

体は小さくても、大人より汗っかきな赤ちゃん。汗をたくさんかくのは夏だけじゃなく、暖房のきいた部屋で過ごすことが多い冬も同じです。すべすべ&ぷるぷるの肌を保つためには、肌を清潔にすることが第一。では、どんなことに気をつけたらいいのでしょう。実は洗い残しが多い、赤ちゃんの体の洗い方もあわせてご紹介します!

赤ちゃん肌 清潔の基本1こまめに汗をふく

汗の出口「汗腺」が大人と同じ数あるベビーの肌は、たくさん汗をかきます。汗が刺激となってできる湿疹やあせもなどを防ぐためには、こまめに汗をふいてあげることが大切です。水やぬるま湯でしぼったガーゼやタオルで、皮膚を傷つけないようそっとふいてあげて。

赤ちゃん肌 清潔の基本2飲み・食べこぼしをぬぐう

顔は皮膚が薄く、ちょっとした刺激にも敏感な部位。食べかすやよだれなどはそのままにせず、ぬるま湯で軽く洗い流して、やわらかいタオルでやさしく押すようにふきます。授乳や離乳食前にワセリンや保湿クリームなどを口元に塗れば、汚れをはじく効果があります。

赤ちゃん肌 清潔の基本3汚れや汗がついたら着替える

おしっこやうんちの汚れをそのままにしておくと、肌に刺激を与えて肌トラブルの原因になります。吸収力に優れたおむつを使っていても、こまめなおむつを替えでおむつかぶれを予防しましょう。衣類もおむつ同様、汗や汚れがついていたら着替える習慣を。

赤ちゃん肌 清潔の基本41日1回、お風呂で体を洗う

ベビーは新陳代謝が盛んで、汗っかき。1日1回はおふろで汗やアカなどの汚れを落としてあげます。ボディソープやシャンプーなどの洗浄アイテムは、肌と同じ「弱酸性」のもので、泡タイプがおすすめ。泡を肌に乗せて、その泡をスポンジやタオルに見立てて汚れをふき取るイメージで洗ってください。熱いお湯は皮脂を流してしまい、乾燥肌の原因に。お湯の温度は38~39度くらいが○。

関連リンク⇒⇒⇒【赤ちゃん肌★乾燥注意報!】秋冬の保湿、1日のうちいつ? どうやって? スキンケア基本レッスン

赤ちゃんの頭の洗い方皮脂量の多い部分、やさしく汚れをオフ

皮脂量が多い頭は、清潔にしておかないと脂漏性湿疹などの肌トラブルを起こすことも。つめを立ててガシガシ洗うと地肌を傷つけるので、指の腹を使って「シャコシャコ」と洗うのがポイントです。洗い残しは肌によくないので、しっかりお湯をかけて洗ってあげて。

指の腹でシャコシャコっとやさしく

赤ちゃんの顔の洗い方首、耳、忘れがちなところに汚れがいっぱい!

汚れがつきやすい顔にも洗浄剤を使います。泡をガーゼの先につけて、円を描くようにやさいく洗いましょう。顔を洗うときは、目に泡が入らないよう注意して。

耳は汗やアカがたまりやすい部位。洗うのが難しそうなら、しぼったタオルでふき洗いしても。また、顔と胴体の間に隠れている首も、汚れがたまりやすいうえに、洗い忘れが多い部位。親指と人差し指を使って首をつまむように洗えば、汚れがスッキリ。

赤ちゃんのおなか・背中の洗い方たっぷりの泡で円を描くように

面積が広いおなかや背中は、洗いやすい部位。たっぷりの泡で、一気にすばやく洗うようにしましょう。ママの手のひら全部を使って、おなかと背中全体に泡が行き渡るよう、円を描くように丸くやさしく洗います。

赤ちゃんの腕・足の洗い方わきの下やくびれを忘れずに

汗腺が多くて汗やアカなどの汚れがたまりやすいわきの下は、腕を上にあげて、しわの部分までしっかり洗います。腕の関節や手首、ひざ裏、足首などのくびれ部分も汚れがたまりやすい部位。指をくびれに沿わせて、ていねいに洗浄を。手足の指の間、足裏も忘れずに。

手の指の間は、パーに開いて洗って

赤ちゃんのおしりの洗い方デリケートな部分はやさしく洗浄

おしり全体は手のひらで、割れ目は指を使って汚れを落とします。デリケートな性器は力を入れずにやさしく洗浄を。

◆女の子の場合◆

膣口と尿道口を守るためのおまたのヒダ。ヒダの内側の粘膜が多い部分はデリケートなので、ゴシゴシ洗いは禁物。洗浄剤が残っていると炎症の原因になるので、泡で洗うのは外側、内側はお湯で洗い流す程度に。

◆男の子の場合◆

おちんちんの先端は汚れが溜まりやすく、それが炎症の原因にも。皮を根本のほうへ少し引っ張って洗います。洗浄剤の泡がおちんちんと皮のすき間をきれいにしてくれるので、洗浄剤を使うのがおすすめ。

関連リンク⇒⇒⇒【赤ちゃんのお風呂事故】たった1分でも10cmでもおぼれる! いざというときどうする?

From Dr. やさしく洗ってきちんと落とす、を心がけましょう

新陳代謝が活発なベビーは寒い季節でも汗をたくさんかきます。汗は肌が汚れる原因のひとつですが、それ以外にも、空気中に漂う細菌やウイルス、ダニ、チリ、ホコリなどの有害物質が肌トラブルのもとになることも。清潔そうに見えても、肌には目に見えない汚れがたくさんついています。1日1回はお風呂に入り、汚れをきれいに洗い流してあげましょう。

ただし、洗いすぎは肌を守る「皮脂」を落として乾燥の原因になるので、洗い方には気をつけましょう。洗浄剤の洗い残しも肌トラブルの原因に。「やさしく洗ってきちんと落とす」方法で、清潔を心がけてください。

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何かと慌ただしい赤ちゃんとのお風呂。つい、サーッと洗って終わりにしがちですが、汚れがたまるポイントを放置しておくのはNG。赤ちゃんのすこやかな肌のために、できるだけ「やさしく、ていねいに」を実践してみて!

撮影/鈴木江実子 文/片桐理恵

※この記事は『Baby-mo2014年秋冬号』より加筆・再編集したものです。

監修
加藤さき子先生
高野医科クリニック副院長
1984年日本医科大学卒業。同大学日本医科大学付属病院皮膚科助手、複数のクリニック勤務などを経て、2003年から現職。日本皮膚科学会認定専門医。葛飾区にあるクリニックは、アトピー性皮膚炎をはじめとした肌トラブルの診療やスキンケアの指導が評判で、幅広い年齢層の患者でにぎわっています。

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