むくみ、便秘、イライラ、肩こり……妊娠中のトラブルにはコレ!

コラム
公開日:2014/02/23
更新日:2016/08/24
むくみ、便秘、イライラ、肩こり……妊娠中のトラブルにはコレ!

肩こりや腰痛、むくみにイライラ。病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪くて、すっきりしないことってありますよね。妊娠中の不快な症状、体を温めることで解決しましょう!
むくみ】【便秘】【眠れない・イライラする】【肩がこる】【かぜっぽいとき

筋肉は発熱装置。たくさん歩いて体温UP!

たくさん歩いて体温UP!
筋肉は、体の中で熱を生み出す発電所のような役割を持っています。筋肉を動かし、しっかり運動させれば自然と体が温まり、血液もスムーズに循環するようになるので、むくみなどの症状を改善するのにも効果的。ところが、発電所である筋肉を動かさなければ確実に体は冷え、血行が悪くなり、痛みとなってあらわれてくることに。おなかが大きくなるにつれて、動くのもおっくうになりますが、これでは体が冷える一方で悪循環です。安定期で体調がよいときは、できるだけ歩いて、体を温めるようにしましょう。

ダラダラ歩いても効果なし。ある程度の速度でさくさく歩こう!

背筋を伸ばした姿勢は、すべての基本。猫背は腰痛や肩こりの原因にもなるので、歩くときも正しい姿勢を心がけて。せっかく歩くのに、ダラダラ歩きでは効果がありません。いつもより速足を心がけるのが◎。おなかが大きいとちょっとしたことで転びやすいので、両手を軽く握ってしっかりと手を振り、バランスをとりながら歩きましょう。

妊娠中のマイナートラブルも温めて解消

つら〜いマイナートラブルも、体を温めることで多くが解消できます。
いつでも、どこでも、気がついたら、湯たんぽであったか。とどこおった血流を温めてスムーズに!

<あなただけじゃない!妊娠中のマイナートラブル>

1位 便秘
2位 足がつる・むくむ
3位 眠い・だるい
4位 腰痛
5位 眠れない

ほとんどの人が何らかのマイナートラブルに悩まされていて、1〜4位は僅差でした。ほかに肩こり、立ちくらみ、尿モレなども。

むくみ

ふくらはぎの「ポンプ機能」を温めることでサポート
ふくらはぎの「ポンプ機能」を温めることでサポート
ふくらはぎの「ポンプ機能」を温めることでサポート

足にたまった老廃物を含む水分は、ふくらはぎの筋肉運動がポンプのかわりになり、腎臓に送られます。座りっぱなしや運動不足が続くと、筋肉が動かないためこのポンプ作用が働かなくなり、むくみの原因になるのです。まずは、ふくらはぎの筋肉を温めることが先決。足を投げ出して座り、湯たんぽの上にふくらはぎをのせたら、じんわり温かくなるまで、左右交互に。

ふくらはぎの「ポンプ機能」を温めることでサポート

【ポイント】座ったりあおむけに寝て、湯たんぽの上にふくらはぎをのせても。あおむけがきつければ横向き寝でも。

私もむくみました!

  • ■妊娠9カ月に入り、少し足にむくみが出てきました。ほぼ毎晩、寝る前に、夫がオイルでマッサージしてくれます。(熊本県 うさぎのモグさん)
  • ■むくみ対策に指圧くつ下をはいてます。寝るときに足を上げるようにしたり、マッサージも欠かせません。(東京都 pianoさん)
  • ■妊娠後期に入り、少し歩くだけでもむくみがひどくなったので、着圧ストッキングをはくようにしています。(京都府 中西奈々さん)
  • ■足がむくんだときは、横になったりして、休んでいます。(京都府 マミさん)

足が冷たいときは体が冷えている証拠。足先だけより源流から温めて

足先だけより源流から温めて
体の末端が、いちばん血流が届きにくい場所なので、足の指をさわってみて、皮膚が温かければ、体全体が温かい証拠。足の先が冷たいときは、源流である大きな筋肉や骨に近い場所の血流を温めましょう。足先だけを温めるより、ずっと効率よく温まります。

便秘

おなかの中を温めるイメージで。食生活や運動も忘れずに
おなかの中を温めるイメージで。食生活や運動も忘れずに
下腹部が冷えていると、血流が悪くなり、腸の活動が鈍くなり、便秘の原因に。おなかを温めていると胃腸への血行がよくなり、消化力がアップする利点も。便秘や下痢が減ると、さらに体が温まりやすくなるので、おなかの中をしっかり温めてあげるイメージで、好循環をつくって。食生活の見直しや適度な運動も忘れずに。

【ポイント】便はS状結腸を通って直腸にたまるので、この近くを温め、動きを活発にします。妊娠中は大きくなった子宮が手前にあるので、下腹部全体を温めるイメージで。

私も便秘でした!

  • ■妊娠中期ごろから便秘に。乳製品を積極的にとるようにして、1日1本はドリンクを。ヨーグルトも1日1個は必ず食べて、牛乳も毎日1杯飲んでいます。そのかいあって、1〜2日に1回はお通じがあるように。(静岡県 イチゴさん)
  • ■食事のとき、今までより、よくかむようにしたら、便秘が解消しました! ぜひトライしてみて。(福井県 ユミコさん)
  • ■便秘対策に毎朝1本バナナを食べています。便に水分を含ませてやわらかくする便秘薬を、ドクターに処方してもらい、ときどき服用しています。(東京都 藤森奈緒子さん)

眠れない・イライラする

頭にのぼった「気」を体全体に循環させるイメージで
頭にのぼった「気」を体全体に循環させるイメージで
疲れているのに眠れない、イライラするというときは、脳だけが運動していて、「気」が頭のほうにのぼっている状態です。うまく静めて循環させるには、おなかを温めて、気をおなかにおろすようなイメージを。寝つけないときは足も冷えているので、おなかから足首、かかとまわりを温め、気を下におろして静めることで、眠けを誘います。

【ポイント】おなかを温めるイメージで湯たんぽをあてます。「便秘」のときのように、丹田エリアの下腹を温めるのも◎。

実は対極…
頭にのぼった「気」を体全体に循環させるイメージで
クヨクヨしてしまうときは胸を温めてみて

わけもなくクヨクヨしてしまうときは、はっきり意識していなくても、心が寒いと感じているもの。落ち込んだときに胸を張っている人はいないように、気がつくとひざや腕を抱くようにして、自然と胸を温めるような姿勢になっているはずです。こんなときは、湯たんぽを胸にあてると、心もポカポカに♡

頭にのぼった「気」を体全体に循環させるイメージで
頭にのぼった「気」を体全体に循環させるイメージで

【ポイント】足の末端よりも、大きな関節である足首あたりを温めると、より効率的です。

私も眠れな〜い!

■インターネットのSNSで不眠の不安を吐露したとき、眠れないのは授乳のためのトレーニングで、母親の体はそうなるらしいよ、と教えてもらい、赤ちゃんのためなんだと思うと、苦痛でなくなりました。夫が出勤してから眠ったことも。(佐賀県 マルさん)

■ちょっとずつでも、小まめに寝るようにしました。割り切ることも大事。(神奈川県 パピちゃんさん)

■眠れないことを意識しないようにして、見たいDVDを見まくりました! とくにハマったのは、SATCでした♪(北海道 ハピタンさん)

肩がこる

肩甲骨の間を温めてリラックスすることが大事
肩甲骨の間を温めてリラックスすることが大事
肩甲骨の間を温めてリラックスすることが大事
筋肉は血液やリンパ液を送り流すポンプ役をしていますが、かたまった状態ではうまく流れなくなります。肩こりは、肩や背中の筋肉が縮んでかたまった状態のこと。筋肉は冷えるとかたくなるので、まずは温めてほぐしましょう。温かい血流をつくるには、湯たんぽを背負うようにして、肩甲骨の間にあてるのが◎。体全体もあたたまります。

 【ポイント】肩甲骨の間を温めると背中を支える筋肉が温まり、血流も温かくなります。

私も肩こりです!

■肩こりのほか、頭痛もありました。がまんしすぎてストレスになっていたため、病院に相談し、薬をもらって解決。でも、極力、薬は飲まずにがまんしました。(佐賀県 マルさん)

■簡単なストレッチをしたり、ゆっくりお湯につかったり、熱めのシャワーを首から肩にかけると、ラクになりました。妊娠4カ月ごろは片頭痛がひどかったので、夫にマッサージしてもらいました。(静岡県 イチゴさん)

■夫に毎晩、肩をもんでもらっています。(北海道 ハピタンさん)

■私はマタニティ専門のカイロプラクティックで、マッサージしてもらいました。(大阪府 ひめははさん)

つわりも終わったはずなのに ムカムカする!胃に直接アプローチしないで、足や背中を温めて

胃に直接アプローチしないで、足や背中を温めて
ムカムカするときに胃を直接温めると、「気逆」といって気が上昇する現象が起こり、かえって症状が悪化する場合があります。こんなときは、内くるぶしから指4本上の骨のきわにある左右の三陰交に、湯たんぽをあててみて。または、胃の裏側あたりの背中を湯たんぽで温めましょう。この場所は、背骨よりも、やや左側の胃兪という胃のツボにあたります。

セルフケアの上級コース かぜっぽいとき

なんとなくだるい、ぞくっとするそんなときのケアができるようになろう!
かぜっぽいとき
なんだか眠い・節々が痛い・集中力がなくなる・全身がだるい。かぜのひき始めに感じるかぜっぽい症状をキャッチしたら、まず体を温めてみて。足をさわって冷たければ内臓全体が冷えているので、下腹部と脚を温めます。温かい服装をして、白湯やお茶を飲み、体の内側からも体を温めたら、ぐっすり眠ることを心がけて。体が温まっても、のどに痛みがあるような場合は、胸と背中を湯たんぽで温めてみましょう。

山本綾乃先生・写真

お話/はりきゅう・マッサージ うさぎ堂 
山本綾乃先生
女性専門のはりきゅう・マッサージうさぎ堂院長。女性特有の疾患に力を注ぎ、東洋医学のほか、伝承的な民間療法を取り入れた治療法が人気。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~usagidou/
イラスト/久保田紗代、Akko(ツボの図)
※情報は掲載時のものです

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